ロッテ・石川柊太(C)Kyodo News○ ロッテ 2 − 0 オリックス ●
<16回戦・ZOZOマリン>
ロッテ・石川柊太が21日のオリックス戦、6回二死走者なしまで無安打に抑えるなど、7回・103球を投げ、1被安打、6奪三振、1与四球、無失点で4勝目を手にした。
この日、バッテリーを組んだのは寺地隆成ではなく、経験豊富な田村龍弘だった。吉井理人監督は試合後、田村の起用意図について「まず寺地がオールスターに出るので休ませたいというのがあったのと、石川とのコンビネーション、配球がカギになるかなと思ったので、経験のある田村でということになりました」と説明。
石川は移籍後公式戦では初バッテリーを組んだ田村と抜群のコミュニケーションで、スコアボードに0を並べていく。試合序盤はストレートとカーブを中心にした投球も、5回は9球中8球、6回は26球中21球が変化球と、変化球主体の投球に。
田村とのコミュニケーションの中で、5回以降は変化球主体になったのだろうかーー。
石川は「そうですね、自分的にはまっすぐをいきたいと言っていたところを“こっちでいきましょう”という話もありましたし、そこは任せてしっかり投げられるようにというところは話しながら投げられました。うまくリードしてくれたなというところですね」と田村に感謝した。
7回を無失点に抑え4勝目。チームも3連勝でオールスター前の戦いを終えた。石川柊太、そしてチームもこの勢いを後半戦に繋げたい。
取材・文=岩下雄太