サウールのトルコ移籍が土壇場で破談…急転直下の背景には“妻の出産予定日”が関係か

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2025年07月22日 01:58  サッカーキング

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アトレティコ・マドリードに所属するサウール [写真]=Getty Images
 アトレティコ・マドリードに所属するスペイン人MFサウール・ニゲスが21日、自身の公式X(旧Twitter)でトラブゾンスポルへの移籍が破談になったと明かした。

 現在30歳のサウールはアトレティコ・マドリードの下部組織出身で、2013年4月にトップチームデビューを果たした。翌シーズンはラージョ・バジェカーノへのレンタル移籍を経験し、1年後にアトレティコ・マドリードへ復帰。以降は中盤の主軸に成長を遂げ、2017−18シーズンにはクラブのヨーロッパリーグ制覇に貢献した。しかし、2021−22シーズンはチェルシー、昨シーズンはセビージャにレンタル移籍するなど、近年は序列が低下していた。

 アトレティコ・マドリードとの現行契約が2026年6月までとなっているサウール。20日にはトラブゾンスポルへの加入が秒読み段階と報じられ、アトレティコ・マドリードとの契約を解除し、フリートランスファーで3年契約を結ぶことが決定的となっていた。そんななか、サウールが公式Xを更新し、トラブゾンスポルのアカウントを紐付けながら「個人的な事情でうまくいかなかった。でも、いつかまた道が交わることを願っている」と投稿。トラブゾンスポルへの移籍が破談したことを公表した。

 また、トラブゾンスポルは声明を発表。「当クラブは、しばらく前から交渉を進めていたサウール・ニゲスの移籍について、所属クラブおよび選手本人との間で書面による合意を締結し、双方が納得する形で財政面の調整も完了していた。選手がトラブゾンに到着し、メディカルチェックおよび正式契約にサインするためのすべての渡航計画も当クラブが整えていた。しかし、選手本人より最終段階で“家庭の事情”を理由に移籍の決断を撤回する旨の連絡を受けた。このような事情により、サーウル・ニゲスの移籍手続きは中止となった」と破談理由を伝えている。

 なお、トルコメディア『61seat』は、サウールの妻の出産予定日が残り2カ月を切っていたため、本人が移籍を望んでいなかったと報道。同選手の母親、父親、兄弟たちは飛行機に乗る準備をしていたとも説明した。

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