ユナイテッドがムベウモの獲得を発表 [写真]=Getty Images マンチェスター・ユナイテッドは21日、ブレントフォードよりカメルーン代表FWブライアン・ムベウモが完全移籍で加入することを発表した。
イギリスメディア『BBC』などによると、マンチェスター・ユナイテッドとブレントフォードは移籍金6500万ポンド(約130億円)と500万ポンド(約10億円)のボーナスでクラブ間合意に達した。1年の延長オプションが付帯した2030年夏までの5年契約を結び、ブラジル代表FWマテウス・クーニャ、U−20パラグアイ代表DFディエゴ・レオンに続く今夏3人目の補強となった。
1999年8月生まれのムベウモは、右ウイングを主戦場とする左利きのアタッカー。フランスのアヴァロンで生まれて幼少期に地元クラブでサッカーを始めた。2013年にトロワへ移籍し、2018年2月に18歳でトップチームデビューを飾った。その後にトロワがリーグ・アンから降格すると、2018−19シーズンのリーグ・ドゥで35試合10ゴールと活躍。2019年夏に当時チャンピオンシップ(イングランド2部)のブレントフォードに移籍した。
ブレントフォードでは1年目から主力として活躍し、同クラブのプレミアリーグ初昇格に貢献。イングランド代表FWイヴァン・トニー(現アル・アハリ・サウジ)やコンゴ民主共和国代表FWヨアヌ・ウィサらとともに“ビーズ”の攻撃をけん引し、2024−25シーズンのプレミアリーグではキャリアハイの20ゴール(得点ランキング4位タイ)を記録した。
前線での効果的なプレスやチャンスクリエイトなど攻守両面で存在感を発揮するムベウモは、移籍市場で人気銘柄となった。恩師のトーマス・フランク監督を引き抜いたトッテナム・ホットスパーなどもムベウモの獲得に関心を示していたが、本人の希望もあってマンチェスター・ユナイテッドが争奪戦でポールポジションに立った。6月初頭から始まったブレントフォードとのクラブ間交渉は長期化したものの、復活を期す“赤い悪魔”が総額7000万ポンド(約140億円)でプレミアリーグ屈指のアタッカー獲得に成功した。