音楽評論家・渋谷陽一さん死去 誤嚥性肺炎併発74歳 桑田佳祐らと親交、日本代表するフェスも

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2025年07月22日 14:29  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

※写真はイメージ

ロッキング・オン・グループ代表取締役会長で音楽評論家の渋谷陽一さんが亡くなったことが22日、分かった。74歳だった。同社の公式サイトで発表された。


渋谷さんは2023年11月に脳出血を発症して緊急入院。手術後は療養を続けながらリハビリに取り組んでいたが、今年に入り誤嚥性肺炎を併発し、74年の生涯を閉じた。


渋谷さんは1951年(昭26)6月9日、東京都新宿区に生まれ。71年、19歳でミュージックライフ誌にて音楽評論家デビュー。グランド・ファンク・レイルロードのレコード評で、タイトルは「枯れたロック界に水をまく放水車G.F.R.『サバイバル』について」だった。


72年、20歳で個人事業として洋楽ロック批評、投稿誌「rockin'on」創刊、73年、NHK第1「若いこだま」でラジオDJデビュー。その後もNHK−FM「ヤングジョッキー」「サウンドストリート」「ワールドロックナウ」など、50年以上にわたりラジオDJを務めた。86年には邦楽ロック批評誌「ROCKIN'ON JAPAN」創刊。12年、坂本龍一さんをオーガナイザーとして脱原発フェス「NO NUKES」を初開催した。


サザンオールスターズ桑田佳祐を始め、音楽界の大物との交流も深く、00年にスタートした「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」を、一流アーティストが出演する日本を代表する音楽フェスティバルにしたことでも評価されている。


以下、発表全文


ロッキング・オン・グループ(株式会社ロッキング・オン・ホールディングス、株式会社ロッキング・オン、株式会社ロッキング・オン・ジャパン)代表取締役会長渋谷陽一は、7月14日(月)に永眠いたしました。


ここに生前のご厚誼に深謝し、謹んでお知らせ申し上げます。


渋谷は2023年11月に脳出血を発症し、緊急入院いたしました。手術後は療養を続けながらリハビリに取り組んでおりましたが、今年に入り誤嚥性肺炎を併発、74年の生涯を終えました。


1972年に20歳で『rockin’on』を創刊した渋谷は、音楽評論家・編集者・ラジオDJ・フェスプロデューサーとして多方面にわたり活動してまいりました。渋谷の活動を応援してくださった読者・参加者・各関係者の皆様に深く感謝申し上げます。


なお、葬儀は故人の意向により、近親者のみで執り行いました。


誠に恐れ入りますが、御香典・御供花・御供物・御弔電につきましては辞退申し上げますことをご了承ください。


2025年7月22日


ロッキング・オン・グループ

このニュースに関するつぶやき

  • 儂は単なる「洋楽の熱狂的ファン」なので、渋谷陽一氏や中村とうよう氏等のロックを小難しく考える文章は正直苦手。とは言え、何千枚もアルバム持ってると解説やら何やらで、いつの間にか影響受けちゃうという罠。合掌
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