画像提供:マイナビニュースLINEヤフーは2025年7月22日、スマートフォン専用リサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」にて実施した生成AIに関する調査結果を発表した。対象は全国の15〜69歳の男女3,149人。
○認知率は9割超、利用経験者は4割強
調査によると、生成AIの認知度は「使っている」「使ったことはあるが、今は使っていない」「知っているが、使ったことはない」の合計で9割強に達した。一方、「現在使っている」と答えた人は全体で3割強、「利用経験がある人」は4割強だった。
年代別では、10代の現在の利用率が6割弱、利用経験率は7割台半ばと最も高く、若年層ほど生成AIへの接触が進んでいることがわかった。年齢が上がるほど「知っているが使ったことはない」の割合が増加する傾向もみられた。
○活用方法は「検索・調べもの」が最多、10代は「学習サポート」が1位
生成AIの活用方法としては、全体で「検索や調べもの」(約6割強)が最多。続いて「文章作成・要約」「アイデア出し」「学習サポート」が4割前後で続いた。
特に10代では「勉強や学習のサポート」(約7割)が最も高く、「アイデア出し」「翻訳」も上位にランクイン。20代では「文章作成・要約」「会話・雑談相手」など幅広い使い方が目立った。30代では「画像やイラスト作成・編集」が3割台半ばで、30代女性に限定すると約5割に達した。
また、男女別では「会話・雑談相手」としての利用が女性に多く、特に10〜30代女性では4割前後となっていた。
○最も利用されているサービスは「ChatGPT」
利用されている生成AIサービスでは、「ChatGPT」が圧倒的な人気を示し、全体の7割台半ば、10〜20代では8割超という結果となった。
次いで「Gemini」「Microsoft Copilot」が2割台で続き、10代ではX(旧Twitter)連携の「Grok」の使用率もやや高かった。
40代ではOfficeと連携した「Microsoft Copilot」の利用率が他世代より高く、約3割弱となっている。
○調査概要
調査方法:スマートフォンWeb調査
調査対象:全国の15〜69歳の男女
実施時期:2025年6月10日〜12日
有効回答数:3,149サンプル
データ補正:性年代構成比に応じてウェイトバック処理済み()