ジョニーの後釜探しは難航? ベティス、“完全復活”した29歳MFに関心も…セバージョス同様に金額面がネックか

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2025年07月22日 16:08  サッカーキング

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完全復活を果たしたMFアランバリ [写真]=Getty Images
 ヘタフェに所属するMFマウロ・アランバリに関心を寄せるベティスだが、高額な移籍金に難色を示しているようだ。21日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 キャリアハイとなる10得点…“アスロネスのダイナモ”は、2024−25シーズンのラ・リーガで完全復活を遂げた。かつて、アトレティコ・マドリードやマンチェスター・ユナイテッド、さらにはバルセロナからの関心を集めたマウロ・アランバリも、今年9月に30歳を迎える。前十字じん帯と半月板の負傷を始め、ここ数年はケガに悩まされる日々を過ごした。それでも、持ち味としていた攻守両面を圧倒するほどの運動量が戻った昨シーズンに、リーグ戦35試合・約2600分間のプレーと本来のパフォーマンスを取り戻したのだ。3列目からの飛び出しとPKキッカーを務めたことで、前述した通り、中盤の選手ながら2桁得点を記録するにも至っている。

 そんなアランバリの獲得を検討しているのが、アトレティコ・マドリードに最大3000万ユーロ(約52億円)で移籍したMFジョニー・カルドーゾに加え、トップ下も務められるMFウィリアム・カルヴァーリョが退団したことで、中盤の補強が必須となったベティスだ。スペイン紙『マルカ』によると、クラブは、同ポジションに2選手を迎え入れたい考えで移籍市場に乗り出しており、同選手もリストアップしたひとりとのこと。またヴェルディブランコが、数年前にもアランバリ獲得に興味を示していたことも明らかにした。

 しかし『マルカ』は、今回も実現する可能性は低いと指摘。ベティスが、すでにヘタフェ側にアランバリの移籍に関する問い合わせを行い、契約解除金として設定する1200万ユーロ(約21億円)以下では放出しない旨を通達されたとした上で、「クラブ上層部が、年齢的に将来的な利益を生み出さない選手に対して、これほど巨額の投資を行うのに難色」と見解を示した。これは、現在復帰の噂が取り沙汰されている、MFダニ・セバージョスのケースにも部分的に当てはまることで、「より大きな投資は、将来的にキャピタルゲインを生み出す可能性のある選手のもの」と方針が固まっているからだという。実際、セバージョスに関しても、「非常に低いコストかつ、年俸の大幅な引き下げ」が実現された場合に限り検討し始めると言われている。

 新シーズンはヨーロッパリーグで、準優勝に終わったヨーロッパカンファレンスリーグの雪辱に燃えるベティス。チーム3番目のプレータイムを記録したジョニーが抜けた穴は大きいが、後釜には誰を連れてくるのだろうか。

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