北海道で統計史上初40℃超か!? 万全な熱中症対策を

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2025年07月22日 16:28  日本気象協会

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日本気象協会

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北海道付近には暖かい空気が流れ込み、危険な暑さが続きます。暑さのピークは明日23日と明後日24日で、道内では統計史上初めて40℃を超える可能性があります。
8月以降も高めの気温は続き、10月にかけての平均気温は平年より高めに経過する見込みです。今年の夏は長期戦となるため、熱中症や夏バテには十分注意して下さい。

道内では統計史上初めて40℃を超える可能性 道東方面中心に危険な暑さ続く

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日本の東海上に中心を持つ太平洋高気圧が勢力を増し、北海道付近には暖かい空気が流れ込んでいます。加えて上空にも平年より暖かい空気が流れ込み、北海道は危険な暑さが続く見込みです。
暑さのピークは明日23日と明後日24日で、道東方面の内陸では40℃を超える可能性があります。帯広では明後日24日に40℃予想となっていますが、これまでの道内の最高気温は2019年5月26日の網走地方佐呂間で39.5℃。もし道内で40℃以上となれば統計史上初めてのこととなります。
また札幌でも明日23日、明後日24日に35℃以上の猛暑日が予想されています。札幌では今年初めて猛暑日となる見込みで、2日連続で35℃以上となれば7月においては統計開始以来初めてと記録的な暑さとなりそうです。

10月にかけて気温は高めに経過 秋の訪れは遅くなる

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本日(22日)、札幌管区気象台から最新の3か月予報が発表されました。8月から10月にかけての平均気温は平年より高く経過し、降水量はほぼ平年並みの見込みです。天気は数日の周期で変わりますが、10月の後半は平年と同様に、日本海側では曇りや雨の日が多く、太平洋側は晴れの日が多くなりそうです。
北海道では6月の月平均気温が1946年の統計開始以来最も高くなるなど、今年は記録的な早さで夏が訪れました。しかし秋の訪れは遅くなる見込みで、今年の夏は長期戦となりそうです。暑さが続くことで体力が消耗し、熱中症や夏バテのリスクも高まります。体調管理には十分注意して下さい。

熱中症を防ぐためのポイントは

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熱中症を予防するためには、日頃から自身の体調を把握することが大切です。体調が悪いと、体温を調節する機能が弱まり熱中症にかかりやすくなります。例えば発熱は熱中症でみられる症状の1つのため、決まった時間に体温を測定することは、熱中症を含めた体調不良に気付くきっかけとなり効果的な対策といえるでしょう。
その他にも、喉が渇いたと感じた時点では既に体は脱水状態のため、喉が渇く前から水分を補給するようにしましょう。また、エアコンがある場合は適切に使用し、涼しい環境で過ごすようにして下さい。

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