円大幅高、一時147円台前半=株は続落、長期金利は低下―東京市場
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2025年07月22日 17:02 時事通信社

22日の東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=147円台前半に大幅上昇した。参院選の結果を受けた財政拡大への警戒感がいったん和らぎ、円を買う動きが強まった。ただ、市場では「今後、財政悪化懸念が再び強まれば心理的節目の150円まで下落する可能性がある」(資産運用会社)との声も出ていた。午後5時現在は147円71〜71銭と前週末比1円05銭の円高・ドル安。
一方、東京株式市場の日経平均株価は44円19銭安の3万9774円92銭と続落した。買い先行で始まったが、日米関税交渉の先行き不安や「(参院選後は)野党の協力なしに政権運営はできず不安定な状況が続く」(大手証券)との見方から売りに押された。
株価下落を受け、東京債券市場では安全資産とされる国債が買われた。長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りは一時1.495%に低下(価格は上昇)し、節目の1.5%を割り込んだ。
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