タミヤ会長の田宮俊作氏が死去 1982年発売「ミニ四駆」の生みの親 当時は600円

10

2025年07月22日 19:40  ITmedia NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ITmedia NEWS

田宮俊作氏(出典:文化庁メディア芸術祭公式Webサイト)

 模型メーカーのタミヤ(静岡市)は7月22日、同社の代表取締役会長で、「ミニ四駆」の生みの親として知られる田宮俊作氏が7月18日に死去したと発表した。90歳だった。葬儀は故人の遺志により近親者で執り行ったといい、後日、同社にてお別れの会を開く予定としている。


【画像】現在も販売されている「ミニ四駆」


 田宮氏は1934年、静岡市生まれ。58年に早稲田大学を卒業後、父が経営する田宮商事(後のタミヤ)に入社。木製模型の企画・設計に携わったが、海外からのプラモデル流入による危機を受け、素材のプラスチック化を主導。68年には「品質世界一」を掲げ、独・ニュルンベルク国際玩具見本市に初出展した。77年に社長に就任した。


 1982年には「ミニ四駆」シリーズを立ち上げた。当初は「ラジコンを買えない子どもたちにも楽しんでもらいたい」と、モーター付きながら600円で発売した(当時)。その後、手頃な値段や接着剤不要の手軽さ、漫画とのタイアップなどで人気が高まり、95年には累計出荷1億台を突破する大ヒットシリーズとなった。


 24年には兼務していた社長職を退任し、会長職に専念していた。



このニュースに関するつぶやき

  • 今のミニ四駆は当時とは別物、究極まで無駄を省いた想像を絶するハイメカと聞く。昔は襖をぶち抜いて、段ボールで作ったコースで息子と遊んだなあ(^-^;) で、このおじさんは親父と同世代だったのか。合掌。
    • イイネ!3
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(5件)

ニュース設定