「病院の待合室」で、繰り返し診察券を落とす中年男性 いつも若い女性の前…その目的に気づいてゾッ!【漫画】

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2025年07月22日 20:20  まいどなニュース

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身近に痴漢を見かけた場合、声をあげて注意できるでしょうか。漫画家の柿ノ種まきこさんが実際に出会った変質者についてInstagramで投稿した作品『胸チラ見おやじを発見した話』は、そんな驚きの痴漢目撃体験を綴った実話です。

【漫画】『胸チラおやじを発見した話』(全編を読む)

その日、いつものように病院の待合室で座っていた柿ノ種さんは、なんとなく通路を歩く男性を見ていました。すると彼は診察券を落としてしまい、近くにいた若い女性にそれを拾ってもらっている光景を目撃します。

その瞬間、彼は診察券を拾うためにしゃがんだ若い女性の胸元を凝視していたのです。診察券を拾った女性は、そのことにまったく気付いていない様子でしたが、一部始終を目撃していた柿ノ種さんは違和感を覚えつつも「気のせいか?」とモヤモヤするのでした。

しかしその30分後、また同じ男性が待合室にやってきて診察券を若い女性の前で落として拾わせている姿を柿ノ種さんは目撃したのです。「やっぱり‼」と思った彼女の心は、女性の善意につけこみ、自身の欲望を満たそうとする男性への怒りで満たされます。

それと同時に、男性に何か言ってやりたいけれど、診察券を善意で拾った女性たちもその場にいるので、彼女たちを不快にさせてしまうのではと悩みます。自分が何も言わなければこのまま何もなく1日を終われるかもと考える気持ちも、共感できるのではないでしょうか。

声を上げるには、ほんの少し勇気が足りないと自分に腹が立ってしまう柿ノ種さんの苦しみが作品からヒシヒシと伝わってきます。作品の最後は「わたしは絶対に許さないからな‼」という柿ノ種さんの強いメッセージが記され、物語は終わるのでした。

その男性は、小1時間の短い時間で4回も診察券を若い女性の前に落としていたので柿ノ種さんは確信を持ったそうです。次回は事務の人に必ず伝えたいということでした。同作に寄せられた声には「私も許さない‼」「こんな人もいるんですね、気を付けます」などありました。そこで、作者の柿ノ種まきこさんに同作について話を聞きました。

こういったことはグレーなことも多く、難しいなと感じた

ー”胸チラ見おやじに腹が立って描かれた”とのことですが、描く際に意識したことを教えてください。

できるだけその時の状況をありのまま描こうと心がけました。身近にこういうことがあるかもしれない、そう思ってもらえる漫画になるようにしました。

ー状況を差し支えない範囲で教えてください。

いつも行くクリニックで診察待ちをしていると怪しい行動をとるおじさんを見つけました。はじめは「気のせいか…」と思ったけれど、行動を見ているうちにどんどん疑いが確信になりました。その時に自分がこれといった行動ができず、悔しい気持ちもありました。

ー作品に寄せられた反響の中で印象に残ったものがあれば教えてください。

ほとんどが胸をチラ見したおじさんに対して不快感を感じたというコメントでしたが、逆に「女性が男性に対しこういう偏見を持つのはいけない」という意見もありました。わたしも一度だけなら、見間違いかなと思っていたかもしれません。ただこの件は、おじさんは若い女性の前だけで診察券を落とすということを繰り返していたので、漫画にしました。こういったことはグレーなことも多く、難しいなと感じました。

ー最後に読者にメッセージをお願いします。

いつもご覧いただきありがとうございます。日常漫画やエッセイ漫画をInstagramやXで配信しています。もしよろしければフォローしていただけるとうれしいです。

(海川 まこと/漫画収集家)

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