フジ清水社長×堀江貴文氏の対談実現「テレビの番組は不自由」「イノベーションのジレンマは」

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2025年07月22日 20:49  日刊スポーツ

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iU情報経営イノベーション専門職大学での講義で登壇したフジテレビ清水賢治社長(左)と堀江貴文氏(撮影・浅見桂子)

フジテレビ清水賢治社長(64)と実業家の堀江貴文氏(52)が22日、都内のiU情報経営イノベーション専門職大学の特別授業にゲスト登壇した。


2人は学生たちの拍手に包まれて登壇。同大学の江端浩人教授と両者のつながりもあり、株主総会後にオファーし対談が実現した。


授業ではメディアの将来や、コンテンツ、サブスクリプションビジネス、生成AIの4つのキーワードを中心にトークを展開した。


コンテンツの未来について語るトークパートでは、清水社長は「メディアの上に乗っかるコンテンツは無限大になってきている」と提言した。堀江氏はAI技術の発達によるコンテンツ制作手段の増加、作業効率やスピード向上、それによる成功体験を紹介。「早くやった方が良いですよ」と勧められた清水社長は「絶対にそこに勝機がありますよね」と共感。「いくらでも試せるじゃないですか。テレビの番組は不自由で準備に何ヶ月もかかる」と吐露した。


これに対して堀江氏は清水社長に「テレビ業界にイノベーションのジレンマはあるのか」「陥りがちではないのか」などと質問。清水社長は「テレビの置かれている状況は典型的なイノベーションのジレンマだと思っている。過去の成功事例が邪魔している」と認めた上で「でも、実はこの作り方が他ではできなかった、意外と今までの作り方が良いと思っている作り手の人は多い。僕がよく言っているのは、アイフォンの1つでも作れるんだから試してみたら良いんじゃないのかと言っている」と明かした。

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