米中、28日から貿易協議=関税停止延長の可能性議論―ベセント氏

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2025年07月23日 00:01  時事通信社

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時事通信社

ベセント米財務長官=6月24日、ワシントン(AFP時事)
 【ワシントン時事】ベセント米財務長官は22日、米FOXビジネスのインタビューで、中国との閣僚級貿易協議を28、29両日にスウェーデンのストックホルムで開くと明らかにした。8月12日に設定している一部関税の停止期限を延長する可能性を議論するという。

 米中は5月、スイス・ジュネーブで閣僚級協議を開き、互いに課す115%の関税を引き下げた。このうちの24%は撤廃ではなく、90日間停止することで合意していた。

 米国が制裁対象とするイラン産やロシア産の原油を中国が大量に輸入していることについても議論する。

 高関税やレアアース(希土類)の輸出規制などを巡る対立で、両国の貿易交渉は停滞が続いている。ベセント氏は「中国との関係は新たな段階に進んでおり、多くのことを成し遂げられる」と自信を示した。

 さらに、「中国との貿易は非常に良好だ」と述べた上で、市場開放を迫る考えを改めて示した。協議には米側からベセント氏のほか、ラトニック商務長官、グリア通商代表部(USTR)代表が出席する見通し。 
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