鎌田所属のクリスタル・パレス、EL出場権はく奪を不服としCASに控訴…裁定は8月11日までに下る見通し

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2025年07月23日 01:15  サッカーキング

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UEFAの決定に抗議するクリスタル・パレスサポーター[写真]=Getty Images
 日本代表MF鎌田大地が所属するクリスタル・パレスは、2025−26シーズンのヨーロッパリーグ(EL)出場の取り消しを巡り、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に控訴したようだ。22日、イギリス『BBC』が報じている。

 クリスタル・パレスは、2024−25シーズンにFAカップ優勝を果たしたことで、2025−26シーズンのEL出場権を獲得。しかし、同クラブの共同オーナーであるジョン・テクスター氏が、同様にEL出場予定だったリヨン(フランス)の株主でもあることから、同じ欧州大会に同一人物または同組織が所有する複数クラブが参加することを禁じるUEFA(欧州サッカー連盟)の規則に抵触することが指摘されていた。

 この件を受けてUEFAのクラブ財務管理委員会は7月11日、クリスタル・パレスのEL出場権をはく奪し、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)への“降格”を決定。規定により、国内リーグでより上位に入ったリヨンの出場が優先された格好となる。なお、クリスタル・パレスに代わってELへ出場するクラブは現時点で未定だが、ECL出場予定だったノッティンガム・フォレストが繰り上がる可能性が高いとみられている。

 報道によると、クリスタル・パレスはCASへの控訴において、UEFAの決定取り消しとともに、ノッティンガム・フォレストまたはリヨンの代わりにELへ出場することを求めているという。最終的な裁定は8月11日までに下される見通しだ。

 なお、クリスタル・パレスのスティーブ・パリッシュ会長は、YouTubeチャンネル『The Rest is Football』で「決定が覆されることを期待している。これは正しい判断ではないと思うし、ジョン(テクスター)がクラブに決定的な影響力を持っていないことは明白だ」と主張している。

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