水泳の世界選手権に出場する競泳の日本代表が23日、羽田空港から開催地シンガポールへの出発前に決意を述べた。
27日の競泳開幕を前に、主将を担う女子バタフライの池江璃花子(25=横浜ゴム)は50メートルを見据えて「1番は(米国の)ウォルシュ選手で飛び抜けると思いますが、それ以降の選手たちはタッチ差の勝負になると思う。最後のタッチで全ての運を使い果たせたらいいなと思うぐらい、本当に今回はメダルを狙っています。必ずメダルをかけて、ここに帰ってこられたらと思います」と誓いを立てた。
24年パリ五輪(オリンピック)男子400メートル個人メドレー銀メダルの松下知之(19=東洋大)は「今回はメダリストのプライドもある。(世界記録保持者のレオン・)マルシャン選手と戦える。本当にその貴重な機会を大切に、レースをしたい。金メダルを日本に持って帰ってこられるように頑張りたいです」と言い切った。
競泳は今大会、複数メダルと入賞14以上を目指している。最年長34歳で50メートル、100メートル、200メートルと平泳ぎ個人3種目に出場する鈴木聡美(ミキハウス)は「目標はあくまでも自己記録の更新。その信念を貫きながら、メダル獲得を目指したい」。男子平泳ぎで左手親指付け根の骨折から復調過程の深沢大和(24=東急)は「治ってはいないですが、レースの時は痛み止めを飲もうと思っていますし、結果には全く問題ないです。遅かったらそれは自分の実力ですし、速かっても自分の実力です」と笑顔で現状を明かし、大舞台へと向かった。【松本航】
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