去就に注目が集まっているスターリング [写真]=Getty Images チェルシーからの退団が既定路線となっているイングランド代表FWラヒーム・スターリングに複数クラブから関心が寄せられているようだ。22日、イギリスメディア『BBC』や同『talkSPORT』などが伝えている。
現在30歳のスターリングはリヴァプールやマンチェスター・シティでのプレーを経て、2022年夏に4500万ポンド(約89億円)の移籍金でチェルシーに加入し、2027年6月30日までとなる5年契約を締結した。チェルシーでは公式戦通算81試合出場で19ゴール12アシストを記録している。
そんなスターリングは昨夏に就任したエンツォ・マレスカ新監督の構想から外れ、移籍市場最終日にアーセナルへとレンタル移籍で加入した。しかし、期待された活躍を見せることはできず、公式戦28試合出場で1ゴール5アシストを記録するにとどまり、レンタル移籍期間満了に伴い、アーセナルを退団した。
今夏にチェルシーに戻ったスターリングだが、相変わらずマレスカ監督の構想には入っておらず、優勝を果たしたFIFAクラブワールドカップ2025のメンバーに含まれなかったこともあり、今夏の移籍市場でもチェルシーを離れることが既定路線と見られている。
そして、今回の『BBC』の報道によると、レヴァークーゼンがスターリングの獲得に興味を示しているクラブの一つだという。また、『talkSPORT』によると、レヴァークーゼンの他にユヴェントスも興味を示していることが伝えられている。
なお、クラブW杯を戦ったチェルシーの選手たちは休暇中ではあるものの、スターリングはすでに個別でプレシーズントレーニングを再開している。チェルシーは2000万ポンド(約40億円)ほどで同選手の退団を容認する構えを示しているようだが、果たして同選手の新天地はどこになるのだろうか。