
【写真】眞栄田郷敦演じる天才漫画家・手嶌治虫
高知から上京したのぶ(今田)は、代議士の鉄子(戸田恵子)と行動を共にしながら、浮浪児への聞き取りを続けていた。
一方、高知で雑誌づくりを続ける嵩は、編集長の東海林(津田健次郎)から付録の作成を命じられる。正月に遊べるスゴロクを作ることになった嵩だが、スランプに陥ったようで一向にペンが進まない。
見かねた東海林は、マンガが掲載された新聞を嵩の目の前に置く。そのマンガのタイトルは「マアチャンの日記帳」。作者の名前は“手嶌治虫”と書かれている。
東海林はこのマンガが大阪の新聞に連載されて評判になっていると説明しつつ「かなり若いマンガ家らしいぞ…学生やっと」とポツリ。「へえ〜」と感心する嵩だったが、そのマンガが見つめながら思わず「なんだこれ…すごい面白い…」とつぶやく。初めて目にした学生漫画家による作品の圧倒的クオリティを前に、嵩は「俺はダメだぁ〜」と机に突っ伏してしまうのだった…。
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