バイエルンに所属する伊藤洋輝 [写真]=Getty Images バイエルンに所属する日本代表DF伊藤洋輝が戦列復帰に向けて一歩踏み出し始めたようだ。22日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
現在26歳の伊藤は、2024年夏にシュトゥットガルトからバイエルンに加入したが、昨年7月末のプレシーズンマッチで右足の中足骨骨折に見舞われると、一時は復帰に近づいていたものの、昨年11月には再手術が実施され、今年2月まで長期離脱を強いられた。
2月12日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメントプレーオフ・ファーストレグのセルティック戦で新天地デビューを果たした後、公式戦8試合に出場で1ゴールを記録していたなか、3月29日に行われたブンデスリーガ第27節のザンクト・パウリ戦で再び右足の中足骨骨折が明らかになり、戦線離脱を余儀なくされていた。
状態に注目が集まっているなか、今回の報道によると、伊藤は負傷後初めてトレーニンググラウンドを周回したという。それでも、30分間かけてジョギングを行った同選手は、依然として細心の注意が求められており、右足への負担増加がどのように反応していくかチームドクターによって注意深く観察されながら、時間的なプレッシャーをかけずに慎重に復帰に向けて準備していくことになるようだ。
このため、復帰時期は依然として明らかになっていないものの、バイエルン内部では、伊藤の離脱は10月まで続く可能性があると話し合われたことが伝えられている。