「問題はユナイテッドの方だ」…リネカー氏、移籍間近の“後輩”ラッシュフォードを慮る「彼は才能に溢れている」

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2025年07月23日 14:25  サッカーキング

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バルセロナ加入が確実視されるFWラッシュフォード [写真]=Getty Images
 元イングランド代表のゲーリー・リネカー氏が、バルセロナ加入が確実視されるFWマーカス・ラッシュフォードに期待を寄せた。スペイン紙『マルカ』が報じている。

 “ニコ・ウィリアムズ狂騒曲”に踊らされたバルセロナだが、まもなく新たなウィンガーがやってくる。マーカス・ラッシュフォード。“赤い悪魔”と称されるプレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドで、公式戦通算426試合に出場し138得点77アシストを記録している同選手は、ルベン・アモリム監督の構想外となったことにより、アカデミーから過ごしきたクラブを離れる決意を固めたのだ。そして、本命の獲得を失敗したバルセロナは、買取オプション付きのレンタル移籍で合意に至ったとされている。

 そうしたなかで、かつて名古屋グランパスにも在籍したほか、バルセロナにおけるイングランド人選手第一号のゲーリー・リネカー氏は、加入が確実視されるラッシュフォードについて、「バルサは長い間、チームにイギリス人選手がいなかった。彼は素晴らしい選手なのだから、今回の補強は良いものだ」と絶賛。続けて、「確かにここ数年はユナイテッドで問題を抱えていたため、出場機会が少なかったけど、才能に溢れているのは間違いない。むしろ問題は、マンチェスター・ユナイテッドの方にある。そこから出て行った選手たちは、他クラブでより良いプレーをしているじゃないか」とスペインの番組『Què t'hi jugues』にて、口にした。

 また、「彼はとてもスピーディーかつ危険な選手であり、そして人間性も素晴らしい」と語った、元ワールドカップ得点王は「彼のベストポジションは左ウイングだけど、センターフォワードもできるだろう。足元でボールを持ったときのスピードは抜群」としつつ、「でも、ベストは左だよ。非常に危険な選手だ。フリック・バルサのプレースタイルに彼はとても合っているように思える」と力説した。

 さらに、燻っているラッシュフォードを慮るリネカー氏は、「彼が実力を発揮してくれることを願っている。今は試合数が多くなった分、より多くの選手がスタメンとして必要されているわけだが、マーカスにも素晴らしいクオリティがある。バルサにとって素晴らしい補強になるだろう。バルセロナで彼を見られるのがとても嬉しい。彼は、私の良い友人なんだ」と自身の足跡を辿ることになる、“同郷の後輩”に思いを巡らせている。

 リネカー氏以来となる史上2人目のイングランド人選手として、バルセロナに迎え入れられるラッシュフォード。初の国外移籍、初のラ・リーガとなる27歳のプレーぶりが、注目を集めることになりそうだ。

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