去就に注目が集まっているチュクエメカ [写真]=Getty Images ライプツィヒが、チェルシーに所属するU−21イングランド代表MFカーニー・チュクエメカの獲得に動いていることが伝えられている。ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在21歳のチュクエメカはアストン・ヴィラの下部組織出身で、2021年5月にトップチームデビューを果たした。その後、2022年8月に総額2000万ポンド(約40億円)と見られる移籍金でチェルシーに完全移籍で加入したが、加入から2シーズンは負傷の影響もあり、あまり出場機会を得られなかった。
そして、エンツォ・マレスカ監督が就任した2024−25シーズンは序列が大幅に低下してしまい、公式戦5試合の出場にとどまっていた状況から、今年2月にドルトムントにレンタル移籍となり、同クラブでは公式戦13試合に出場し1ゴールを記録。今夏開催されたFIFAクラブワールドカップ2025でも準々決勝で敗退するまで4試合に出場していた。
そんなチュクエメカのレンタル移籍期間は今夏までとなっていたことから、チェルシーに戻ったものの、マレスカ監督の構想からは外れている模様で、同選手の契約には4000万ポンド(約80億円)の契約解除条項が設定されており、チェルシーは完全移籍での売却を目論んでいることが噂されている。
すでにドルトムントが再レンタル移籍でのチュクエメカ獲得を画策していることが明らかになっているなか、移籍市場に精通する『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、ライプツィヒが同選手の獲得に向けてチェルシーとの交渉を開始した模様で、23日にはさらなる進展があることが予想されている。
一方、チェルシーはライプツィヒに所属するオランダ代表MFシャビ・シモンズへの関心を示しており、ライプツィヒも同選手の獲得を希望していることがチェルシーから知らされたという。まだ100パーセントではないものの、シャビ・シモンズとチェルシーとの間で個人条件で口頭合意に近づいていることも伝えられており、ライプツィヒとしても売却する用意があることが明らかになっている。
そのため、ライプツィヒではチェルシーがシャビ・シモンズの獲得を狙っていることが、チュクエメカの獲得に有利に働くと考えられているようだが、果たして交渉は進展するのだろうか。