「エゴをうまくコントロールできるか。それができれば…」 スナイデル氏、X・アロンソ新監督に成功の秘訣を伝授!?

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2025年07月23日 18:27  サッカーキング

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“古巣”について語ったスナイデル氏 [写真]=Getty Images
 
 元オランダ代表のウェズレイ・スナイデル氏が、カタールメディア『Winwin-allsports』のインタビューにて、かつて在籍したレアル・マドリードについても語っている。

 “幻のバロンドーラー”と称される人物がいる。ウェズレイ・スナイデル。トップ下で“クラシカルな10番”として振る舞った同氏は、オランダ代表で活躍したほか、アヤックス、レアル・マドリード、インテル、ガラタサライと行く先々のクラブにタイトルをもたらしてきた。とくに、2009−10シーズンはインテルの3冠(セリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグ)に大きく貢献すると、シーズン後に行われた南アフリカW杯では母国を準優勝に導くとともに、大会得点王にも輝いた。当然、同年のバロンドール賞における最有力候補だった。が、蓋を開けれみれば、受賞どころかトップ3からも漏れる結果に。これは、大きな物議を醸すこととなった。

 あれから15年、41歳となったスナイデル氏は、バロンドール賞を逃したことについて、「正直、今でも悲しくはあるよ。チャンピオンズリーグ、国内2冠、そしてワールドカップのファイナリスト…信じられないような1年だった。すべてをやり遂げたような気分だった。でも、勝ったのは(リオネル・)メッシで、彼もまた素晴らしい選手だからね」と率直な思いを吐露しつつも、「それにさ、2010年の私を覚えている人がいることは、自分が選手として成し遂げたことを認めてくれているということ。それが大切なんだ」と自身の考えを口にした。

 そして同氏は、レアル・マドリードでの日々も回顧。結果的に、2009年夏のインテル移籍が大きな成功のきっかけとなった一方で、“白い巨人”をわずか2年で退団したことについては、「色々なことが重なった結果だった。私生活、ケガ、監督交代、そしてクラブの方向性の変化…。そこで素晴らしい時間も過ごしたけど、長く留まるには適切な時期ではなかったと思う」と振り返った。

 そんなスナイデル氏は、ほんの少しだけ在籍期間が被っているシャビ・アロンソ氏が、新シーズンより古巣を率いることにも触れ、「シャビはとても頭が良いんだ。一緒にプレーしていたときから、それは明らかだった。きっと、マドリーで成功すると思う。クラブのことをよく知り、そこでのプレッシャーに耐性があって、斬新なアイデアを持っている。レヴァークーゼンでの結果を見れば、信じるに足るよ」と告白。さらには、「エゴをうまくコントロールできるか、だと思う。それができなければ、成功はない。偉大な選手でさえ、規律と犠牲が必要。(ひとりひとりが)自分のためにではなく、チームのためにプレーすることができれば、彼らは無敵になれる。それらは、すべて監督次第だ」と成功の秘訣を説いた。

 実際、FWキリアン・エンバペとFWヴィニシウス・ジュニオールによる2大スターの“共存問題”が噴出しており、シャビ・アロンソ監督の手腕の見せどころのひとつとして注目を集めている。

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