


「調べたら、隣県に施設があったんだ。そこなら俺も姉ちゃんも顔を出しやすいから、今よりも会えるようになるよ」困惑する義母。表情が暗く、かたくなっています。「おじいちゃんたちは......?」「夫婦揃って入れる施設は別の隣県にありそうなんだ。俺もマリも仕事があるし、ユウミは受験があるから九州には戻れない」


「私たちの時代はそれが当たり前だったんだからね」「そうだぞ。何甘えたことを言っているんだ」自分たちは変わろうとせず、義姉に押しつける姿勢があまりに理不尽だと思いました。「女性なら親の犠牲になるのが当たり前って話ですか? ずっと介護しつづけろって言うんですか? お義姉さんはもう十分すぎるほどがんばったんです!」



義姉が自分の意思で実家に戻ったのだから、最終的に介護を担うべきは義姉だ、あるいは長男である夫が戻るべきだと考える人もいるでしょう。また、義母たちを呼び寄せて施設に入れるように提案した私に対して批判があるかもしれません。
しかし介護には決まった正解がなく、誰が担うべきか、どうするべきかはその家族の状況や価値観によって変わるはずです。
私は介護する側がムリをしないよう、他の選択肢を模索するのも大切だと思います。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・春野さくら 編集・塚田萌
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