長崎のMF名倉巧が病気療養で長期離脱へ…体内に悪性腫瘍が発見「必ず乗り越える」

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2025年07月23日 19:28  サッカーキング

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長崎がMF名倉巧の離脱を発表
 V・ファーレン長崎は23日、MF名倉巧が病気療養のため長期離脱することを発表した。

 クラブの発表によると、6月20日に選手本人から体調不良の訴えがあり諫早市の病院を受診したところ、専門医の慎重な診断が必要であると判断されたとのこと。東京都内の病院で精密検査を実施した結果、体内に悪性腫瘍が発見されたという。診断内容の詳細については明かされていない。

 現在は自宅にて療養をしており、今後は回復にむけて化学療法を行う予定と発表されている。その上で、クラブは「名倉選手は大切なV・ファーレン長崎の一員であり、J1昇格という目標を共に目指す仲間です。現在は、治療に専念するためチームを離脱していますが、復帰にむけて闘う名倉選手を様々な形でサポートしてまいります。ファン・サポーターの皆様におかれましても、どうか温かく見守っていただけますと幸いです」と強調した。

 現在27歳の名倉はFC東京U−15から国学院久我山高校を経て、2017年3月にFC琉球へ入団し、翌年1月には長崎へ完全移籍加入。ベガルタ仙台へのレンタル移籍を経験しつつ、ここまで公式戦通算122試合に出場し13ゴール12アシストをマークしている。今シーズンは明治安田J2リーグで10試合、天皇杯で1試合、JリーグYBCルヴァンカップで2試合に出場していた。

 長期離脱することが発表された名倉は、長崎のクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントしている。

「リリースにもあった通り、身体に悪性腫瘍 が見つかり一時戦線を離脱することになりました。このような形でチームとして大事な時期に長期離脱することになってしまい、悔しい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいです」

「6月20日に、悪性腫瘍の可能性が高いと言われ、その日から緊急入院し、旭人社長のおかげで今は東京の病院で治療を受けることができています。当たり前にあった幸せな日常を奪われ、不安と恐怖の日常に変わってしま いましたが、僕の周りにはこんなにもたくさんの最高の仲間がいて、家族がいて、僕を支えてくれる人のおかげで1人じゃないと強く感じることができています」

「この病気に必ず打ち勝ち、絶対にピーススタジアムのピッチに戻ると誓います。険しい道のりで復帰まで少し長くかかるかもしれないですが、またピーススタジアムに戻る日まで待っていてください。絶対に、元気な姿でまた戻ります。病室から観る長崎の試合は熱くて、パワーをもらえて、できれば自分も一緒に戦いたいと思ってしまうくらい輝いているけど、今はそれぞれの場所でお互いに頑張っていけたらいいなと思っています」

「この病気を治して復帰することで、同じ病で苦しんでる人だったり、不安を抱えている人に少しでも希望を与えることができると思っています。そういう意味でも絶対に完治させて復帰できるように頑張ります。必ず乗り越える」

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