【競泳】深沢大和が軽快ジョーク 体内のボルトは「金、銀、銅から選べた」初の世界選手権へ決意

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2025年07月23日 20:32  日刊スポーツ

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世界選手権が行われるシンガポールへの出発前、羽田空港で思いを語る深沢大和(撮影・松本航)

水泳の世界選手権に出場する競泳の日本代表が23日、開催地のシンガポールへ入った。


27日の競泳開幕に向け、出発前の羽田空港で取材対応。男子平泳ぎで初出場の深沢大和(24=東急)は、明るく逆境を乗り越える。


代表決定後の5月に転倒し、左手親指の付け根を骨折。ターンなど不安もあるが「痛み止めを飲むし、結果に全く問題ない。遅かったら自分の実力、速くても自分の実力です」と笑った。


手術時に入れた金色のボルトは現在も体内にあり「金、銀、銅から選べたので、金にしました。うそです」と軽快ジョーク。24年パリ五輪200メートル金メダルのマルシャン(フランス)は、個人メドレーへの集中のために不在となる見込みで「チャンスと思う。取れる時に取りたい」と金メダルを目指す。


慶応大から23年に東急へ入社し、東横線の田園調布駅などでも勤務した“鉄道マン”。集大成としていたパリ五輪の代表落選後は、3カ月間プールを離れ、周囲の後押しで現役続行が決まった。感謝を胸に「まずは自分が一番、会場で楽しみたい」と自他を盛り上げていく。【松本航】

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