小中学校の男性教諭2人を懲戒免職　わいせつ行為や盗撮で　神奈川

　自宅で女子生徒にわいせつな行為をしたなどとして、神奈川県教育委員会は23日、横須賀三浦地区の公立中学校に勤務する男性教諭（40）を懲戒免職処分にした。県教委は被害者保護の観点から、教諭の氏名や勤務先を明かしていない。教諭は以前から複数の女子生徒に不必要な身体接触をし、学校から指導を受けていた。

　県教委によると、2024年3月、担任していた当時3年生の女子生徒を自宅に誘い出し、下着を脱がせて胸を両手で触った。さらにその行為を動画撮影するなどしたという。

　女子生徒が卒業後の25年3月に中学校を近況報告で訪れた際、「嫌な思いをした」と被害を訴えて発覚。男性教諭は不同意わいせつ罪と性的姿態撮影処罰法違反罪で横浜地検に起訴されたという。

　教諭は他にも21〜24年度に、別の女子生徒3人に対し過度に手を触ったり、肩をもんだりして学校から指導されていた。

　また県教委は23日、通勤中の駅や電車で繰り返し女子高校生らの下着を盗撮したなどとして、横須賀市立小学校の津田太一教諭（28）を懲戒免職処分にした。津田教諭は「盗撮風のアダルトビデオが好きで、自分でも撮りたいと思った。100〜200回は撮影した」と話しているという。【蓬田正志】