【レスリング】栄和人氏、モンゴル代表の総監督就任　28年ロス五輪へ強化意欲「セコンドも」

レスリング女子で多数の五輪金メダリストを育てた栄和人氏（65）がモンゴル代表の総監督に就任する。23日にモンゴルレスリング協会と契約を締結。8月から総監督として始動する。

栄氏によると、1カ月に10日から2週間、モンゴルに行って指導。またモンゴル選手を長らく監督を務めた愛知・至学館大に招いて教えるという。

現在至学館大にはモンゴル選手が2人いる。栄氏は「それがモンゴルでレスリングを普及しようと思ったきっかけ」と話す。

2028年ロサンゼルスオリンピック（五輪）に向けた強化を期待されており「世界選手権、アジア大会、五輪で、モンゴル選手のセコンドに入ることも考えている」と意欲をあふれさせた。ロスでは五輪3連覇を導いた吉田沙保里さんのように、モンゴル選手にメダルを取らせて肩車ウィニングランをするかもしれない。

栄氏は、今年3月末で至学館大の監督を退任。現在同大では顧問を務め、卒業して社会人となった選手のサポートもしている。