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<マイナビオールスターゲーム2025:全パ5−1全セ>◇第1戦◇23日◇京セラドーム大阪
オリ達が本拠地で暴れた。オールスター第1戦はオリックスのホーム、京セラドーム大阪で開催。先発の宮城大弥投手(23)に始まり、頓宮裕真捕手(28)、若月健矢捕手(29)、太田椋内野手(24)がスタメンに名を連ねた。3回、頓宮が左翼へ球宴初安打となる3ランを放ち、オリックス初となるMVPを受賞。7回には若月のソロアーチと豪華共演で本拠地を沸かせた。
これぞなにわのほいさー弾や!1点リードの3回。オリックス太田が自身球宴初打席で左前打を放ち、お膳立て。無死一、二塁から「派手にスイングしようと」。元チームメート中日松葉の内角直球に反応し、フルスイング。打球はファウルゾーンへ切れずに、左翼ポールを直撃。三塁コーチを務めた日本ハム新庄監督とハイタッチで喜び合い、ホームを踏んだ。一塁ベンチで全パの選手とハイタッチ。最後は全選手で「ほいさー」のポーズを決めた。
「バカ気持ち良かったですね。バカ気持ちいいと思いながら(走って)、サードコーチャーが新庄監督(日本ハム)だったので、それもいい思い出になりました」
自身2度目の球宴で初安打が3ラン。「ガラポン」による打順は「(今まで)ないと思います」という2番も、技ありの1発。「ちょっと詰まりましたけど、しっかりスイングできた」。自身初のMVPをたぐり寄せた。お立ち台ではお決まりの「ほいさー」を絶叫も、歓声が小さく「もう1回いきます!」と異例の“おかわり”。本拠地を熱狂の渦に包んだ。
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オリックス選手のMVP受賞は初で、球団では阪急時代の88年ブーマー以来。球団史に名を残し「そうなんですか? うれしいです」とにっこり。300万円の賞金もゲットした。同僚で勝利投手にもなった宮城は「焼き肉おごってくれるかな」と“おねだり”も、「(MVP)とらなくてもおごります」とおとこ気を見せた。
オリックス勢がそろって躍動し、初戦に勝利。「(太田)椋も打ちましたし、(若月)健矢さんも打ちましたし、宮城もいいピッチング。最高じゃないですか。一生の思い出になりました」。大阪の夏を豪快弾で熱く盛り上げた。【村松万里子】
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