日本ハム選手に、パワーの源となっているオススメ飲食店メニューを聞く「Fチカラメシ」。第3回は球宴にも出場中の清宮幸太郎内野手(26)推薦、「玄米うどん絵空事 札幌店」の「豆乳タンタンうどん」です。元ファイターズガールのタレント工藤彩音(23)がリポートします。
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日本ハム清宮幸「豆乳タンタンうどんはゴマが効いているんです。コクがある。めちゃ辛いという感じではなく、まろやかな。男が大好きっていう感じですね。麺を最後まで食べた後、玄米ご飯を入れて混ぜて締めるんです。それがもう最高。とり天もおいしいです。(衣が)サクサクで。お肉もすごい柔らかい。あとしいたけ天も!」
店に向かう工藤の足取りも、心なしか軽い。「話題のお店ですよね。気になっていました」。6月オープンの注目スポットに、言葉も弾む。「玄米うどん絵空事」は、清宮幸の父克幸氏(58)が共同経営するうどん専門店で、札幌のオープン直後には、日本ハム選手たちも足を運びSNSなどで話題となった。
店に入ると真っ先に目に入るのが、壁に書かれたファイターズ選手たちのサインの数々。店内には清宮幸のユニホームやバット、新庄監督のユニホームも飾られている。大画面で流れているのも日本ハムの試合映像だ。だが玉川雄太店長(25)は「ファンの方だけをターゲットにしているわけではないんです」と言う。北一条通りエリアは、大通、すすきのに比べるとオフィスビルが多い。小麦粉を使わないグルテンフリーのうどんは、血糖値の上昇を抑えられるため眠くなりにくく、また腸が活性化するなどの効果も期待できる。そのため「オフィスワーカーの人たちに食べてもらいたいということもあってこの場所を選んだ」のだ。
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清宮幸オススメの豆乳タンタンうどん(1650円)は、提供まで時間がかかることもあり夜営業限定メニュー。一口すすった工藤は、驚きの声をあげた。「グルテンフリーってモサモサした感じがあるのかなと思ったんですが、全然そんなことない。肉みそもおいしいし、ごまも感じます。うどんとスープが絡み合います」。豆乳、ごま、ラー油にいたるまですべてが手作り。玄米粉で揚げているとり天も「衣がサクサクを通り越して、もはやザクザク。なので重たくないというか、いくつでも食べられそう」。清宮幸がオススメしたように、締めに玄米ごはんを投入して食べる客も多いという。
麺、スープ、天ぷら…口に運ぶたびに驚く工藤だが、一番のサプライズは玉川氏の年齢を聞いたときだった。「…え、若っ」。23歳の工藤とは2学年しか違わない。北海学園大で準硬式野球をしていた玉川氏は、札幌ドームが本拠地だった時代に日本ハムの練習を手伝っていた経験があり、そこから清宮幸との親交も深まっていった。22年にきつねダンスを踊っていた工藤とも“ニアミス”だったことになる。同氏は大学卒業後、食品系の一般企業で経営マネジメントなどに携わった後、24年11月〜25年4月まで冬期間営業した「絵空事 ニセコ店」から運営を任されている。工藤は「責任ある立場を同年代の人がしっかり担ってると思うと、自分ももっと頑張らなきゃって思います」と気を引き締めた。
原宿店と基本的なメニューは一緒だが、食材は「なるべく北海道のもので選ぶようにしています」(玉川氏)。とり天に使う鶏肉も、昨年現役を引退し、いまは球団スタッフとなっている鍵谷陽平氏の知人から仕入れている。北海道を感じ、ファイターズを感じる玄米うどん。店名とは裏腹に、ここでは夢のような時間が現実に味わえる。
◆玄米うどん絵空事札幌店 札幌・中央区北1西8−2−9。午前11時半〜午後3時、午後5時半〜同8時半。日曜日はランチのみ営業。
◆工藤彩音(くどう・あやね)2002年(平14)4月8日、札幌市生まれ。22、23年、ファイターズガールとして活動。特技は書道、バレーボール。おいしいものを食べることが趣味。身長168センチ。血液型O型。「FM NORTH WAVE」の「FUN‘S AFTERNOON」(毎週日曜午後4時)、「ステドラ!〜STATION DRIVE SATURDAY」(毎週土曜正午)に出演中。
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