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能登半島地震から7月1日で1年半が経過しました。この日は、7月7日(月)の開局を前に臨時災害放送局「まちのラジオ」の試験放送が、地震と豪雨で被災した石川県輪島市町野町地区のプレハブの建物からおこなわれました。
臨時災害放送局(以下:災害FM)は、阪神淡路大震災の経験などを踏まえて1995年に制度化され、地震や大雨・洪水など、大規模な災害が発生した場合に、被災地の団体などが開設する臨時かつ一時的なFM局のことで、北陸3県では初めての開局となります。
有志でつくる団体「町野復興プロジェクト実行委員会」は、輪島市の協力を得て「まちのラジオ」の運営準備を進めてきました。町野復興プロジェクト実行委員会 代表の山下祐介(やました・ゆうすけ)さんは、「能登半島地震と奥能登豪雨という2回の災害では、『携帯電話が使えない』『テレビが観られない』『ラジオが聴けない』といったことを経験し、“情報”がいかに大事なものかを身をもって学びました。なので、情報を得る手段をしっかり確保しておくことは、やはり大事かなと思います」と開局の経緯を説明します。
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また町民も、災害FMの開局について、「特に若い人の多くは(震災をきっかけに)輪島市から出ていってしまったので、どんどん発信してもらって、また集まってもらえればいいかなと思っています」と期待を寄せていました。
<番組概要>
番組名:防災 FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25〜8:30
パーソナリティ:手島千尋
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/bousai/
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