
2025年7月22日、アニメ映画『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』の初週興行成績が発表された。公開初日となる18日からの3日間で、興行収入はおよそ55億円。驚異的なスタートを切っている。
『無限列車編』も大ヒット
「『鬼滅の刃』は、『週刊少年ジャンプ』で連載された吾峠呼世晴氏の人気漫画が原作。社会現象とまで言われた作品の新作とあって、公開前から注目を集めていました。
とはいえ、前作の映画から数年が経っていることもあり、“もう飽きられたのでは”と懐疑的な声もありましたが、結果としては予想を大幅に上回る反応となりましたね」(映画ライター)
今回の『無限城編』は全3部作で構成されており、本作はその第1章。鬼との決戦に備え、鬼殺隊最強の剣士・“柱”たちによる合同強化訓練「柱稽古」が進むなか、鬼殺隊の本拠地・産屋敷邸に、鬼の始祖・鬼舞辻無惨が突如出現。お館様の危機に駆けつけた主人公の炭治郎や柱たちは、無惨の力によって謎の空間へと引きずり込まれてしまう。
その先に広がっていたのが、鬼の巣窟である「無限城」。ついに、鬼殺隊と鬼との最終決戦が幕を開ける。
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「鬼滅の刃のアニメ映画といえば、2020年に公開された『無限列車編』が記憶に新しいでしょう。“炎柱”の煉獄杏寿郎とともに戦うストーリーで、初日の興収は約12億6000万円、公開3日間で46億円を突破。最終的には404.3億円に達し、『千と千尋の神隠し』に100億円近い差をつけて、国内歴代興収1位に輝く大ヒットとなりました」(前出・映画ライター)
映画『鬼滅の刃』は「バケモンだな」
今回の『無限城編 第一章』は、その無限列車編をも上回る勢いを見せている。
18日の初日だけで興収16億4605万4200円、動員は115万5637人を記録し、初日成績として歴代最高を更新。さらに20日は、興収20億3782万200円、動員142万1804人と、単日成績でも歴代最高を記録した。週末3日間のオープニング成績を含め、日本映画史における3つの記録を同時に塗り替えている。
21日の祝日を含めた4日間の累計では、興収73億1000万円、動員516万人に到達。公開日が3連休と重なったことも追い風となり、記録ずくめのスタートにネット上も騒然となった。
《誰だよ鬼滅はオワコンって言ったヤツ》
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《ブームはとうに下火だったのにバケモンだな》
《興収歴代1位の『無限列車編』超えはないだろうと思ってたけどこれは更新するかも》
“社会現象”と呼ばれた作品が、再びその名に恥じないインパクトを見せつけた。『無限城編』3部作は、このままどこまで記録を伸ばしていくのか――。