
税金や物価は上がるのに、給料は上がらない。日々の生活に余裕がない人も多いだろう。投稿を寄せた東京都の50代男性(年収300万)は、転職した会社の給与に不満を抱いているそう。
「新卒から働いていた会社がパワハラで48歳で辞めて転職し、収入が半分になりました」
男性の手取りは16.4万円だそう。これでは生活はかなり厳しいだろう。(文:境井佑茉)
「昇給は3000円」物価上昇に追いつかない給料
転職先では、「残業は悪」と見なされている。一見ホワイトな会社に見えるが、給与の面ではそうではないようだ。
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「住宅手当も無いうえ昇給は3000円、賞与は全社員一律一ヶ月と人件費はびた一文出したくないようで収入が増えません。」
今の時代、この給与で都内で暮らすのは大変だろう。男性は「物価の上昇に給料が追いついてないです。氷河期世代は人生終わってます」と絶望している様子だ。
その上で「本社は銀座の一等地にあって、社長はロールス・ロイスに乗って、典型的な成り金」と、まともな給料を払わない経営者に怒りを露わにした。
同じく投稿を寄せた広島県の30代男性(年収250万)も手取りが15.7万円と、余裕のない生活状況だという。
「額面が変わらず税金だけ上がり手取りが年々減っているのを実感している。完全固定給のためそれがよくわかる。業界自体も不振のためボーナスが出ることもない」
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税金や物価上昇による負担額が増える中、固定給では年々貧しくなる一方だ。そんな男性は、将来についてこう書いている。
「今は公営住宅で家賃減免を受けて夫婦2人で暮らしているが車が必須な環境のため車のローンや生活費を考えると子供には及び腰になってしまう。週3〜4でアルバイトを行い月5〜8万のアルバイト収入で何とかなっている」
副業をしてやっと生活できるレベルだという。若くて働き盛りでもある人々がこのような状況では、少子化が止まらないのも頷ける。