
労働環境に明らかに問題があるのに、根本的な対策をしない会社は従業員にも見限られてしまうだろう。投稿を寄せた40代男性(大阪府)は、以前勤めていた会社で社用車の事故があり、その対応に呆れたそう。(文:境井佑茉)
「社用車で事故をした営業社員が出た時に、社長より営業社員全員の乗務禁止が下命」
もともと高い離職率がさらに上昇してしまう
そもそも、この事故の原因は「サビ残・休日出勤の常態化により疲労・睡眠不足が蓄積されたこと」にあった。極度に疲労した状態で車を運転するのは危険だ。本来なら労働環境を改善するべきだろう。
男性も、「労基法通りとはいかないまでも多少の休暇取得やインターバル休憩の義務付けのほうが先だろうと思った」と書いている。しかも、社用車の禁止は意味をなさなかったようだ。
|
|
「ちなみに社用車が禁止されても自家用車やレンタカーに乗る社員が増えただけだった。もちろん費用は営業社員の自腹。結果、もともと高い離職率をさらに嵩マシしただけだった」
結局、交通事故リスクは解消されず、従業員の負担が増えだけという残念な結末に終わった。
同じく投稿を寄せた50代男性(東京都)が勤めていた会社は、人手不足で危機的状況だったそうだ。
「上司が従業員に暴言を吐いたりして従業員の数が減るだけ減って求人かけても働き手がなかなか来なくって正常な営業が困難になった」
この「パワハラ体質」が原因で、最終的に会社は倒産してしまったという。社員を大切にしない企業には、人は定着しない。会社が潰れてしまうのも無理はないだろう。
|
|
※キャリコネニュースでは「『この会社ダメだな』と思った瞬間」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/QHFJS7UY