写真 この時期、レジャーやスポーツの時に活躍する「氷のう」。氷のうというと水や氷を入れて使う袋状のものが一般的で、我が家でも夏場は子どもの習い事に持たせていますが、中の氷がすぐに溶けてしまったり水漏れや結露をすることもあり、持ち運びの際には注意をしなければなりません。
そんな中、進化型の氷のうとして今注目を浴びているのがスティックタイプ。実際使ってみて感じたのは、もうこれは革命レベルの大発明だということ。10年近くスポーツをしている子ども達にもっと早くから使わせてあげたかった……! と思うほど優秀で、スポーツシーンだけでなく日常使いもOK。1人1本持つことを推奨したいくらいです。
◆手軽にひんやりを持ち運べる! 画期的なスティック型の氷のう
筆者が購入したのは、ピーコック魔法瓶の「ミニアイスパック シリコーン氷のうタイプ ABB-16」。同社のシリコーン氷のう全3種のうち中間のサイズです。本体は直径が約5.8cm、高さが17cmで、小さめの水筒のような見た目&サイズ感です。
価格は公式サイトで3,608円(税込)ですが、楽天市場などの通販サイトでは3,000円未満で購入できるところが色々あるようです。カインズでは2,480円でした(※2025年7月時点)。名称がサイトにより微妙に異なるので、同じものを探す際には「ABB-16」という型番を目印にしてください。
◆冷たさキープホルダーで、最大16時間も冷たさキープ
フタを回して開けると、シリコーン氷のうが登場。真空断熱構造の冷たさキープホルダーに氷のうを入れて持ち運ぶことで外気の熱から遮断され、冷たさが長続きするという仕組み。ABB-16という品番の我が家で使っているサイズは、なんと最大約16時間も冷たさをキープしてくれるというから驚き!
シリコーン部分は柔らかいものの、ペラペラ素材ではなく厚みがあるため耐久性の面でも安心です。
◆凍らせるの忘れてた! そんな時でもすぐ使える
シリコーン氷のうは「水を入れて凍らせる」・「氷(+水)を入れる」という2通りの使い方ができます。凍らせるのを忘れていた! という場合や、急きょ必要になった時でも氷を入れればすぐに使うことができます。
冷たさをより長持ちさせるため、筆者は水を入れて凍らせて使っています。水をギリギリまで入れてしまうと凍った水が膨張してシリコーンが破損したりキャップが開かなくなることもあるため要注意。シリコーン部分の上部1cmほどを空けて水を注ぎます。
あとはキャップをして、立てた状態で凍らせればOK。スリムなので庫内で場所を取らないのもありがたい!
◆冷たさがちょうどよく、使いやすい形状
子ども達はお弁当のために入れた保冷剤や凍らせたパウチ飲料などを首や頭に当てて氷のう代わりに使うことも多いようですが、凍っていて硬いうえに形的にフィットしない、タオルなどを巻かずに単体で皮膚に当てると冷たすぎるといった問題が……。
息子が初めてスティック型の氷のうを使った時には、「冷たさがちょうどいいからそのまま体に当てられるし、角がないから痛くない!」とその使い心地に感動していました。シリコーン素材は肌当たりもよく、ノンストレス。
朝7時に持たせた氷のう。休憩のたびにホルダーから取り出して使用していたようですが、それでも夜の時点でまだ中に凍った部分が残っていて、溶かさなければ口から出せない状態でした。
◆結露も漏れもなし! バッグにそのままインできる
魔法瓶構造のホルダーのおかげで結露しないため、直接バッグに収納できる点も魅力です。ランドセルやリュックにそのまま入れても大丈夫! 子どもでも扱いやすく、登下校や放課後遊びに持たせれば手軽に熱中症対策がおこなえます。
まだ1本しか持っていない我が家では、すでに娘と息子でどちらが使うか取り合いになっています。これは早急に買い足さなければ……。
大人から子どもまで、さまざまなシーンでクールダウンを図れるスティック型氷のう。夏の新定番アイテムを相棒に、今年の夏も熱中症に気を付けつつ全力で楽しみたいですね。
<写真・文/鈴木美奈子>
【鈴木美奈子】
雑誌の読者モデルから2児のママに。現在はライターとして、コスメ・美容、家事コツなどの記事を執筆。