<マイナビオールスターゲーム2025:全セ−全パ>◇第2戦◇24日◇横浜
京セラドーム大阪で幕を開けた25年の夢の球宴。24日は横浜スタジアムに舞台を移して第2戦が行われる。
第1戦は全パのコーチという立場ながら異例の三塁コーチとして“出場”した日本ハム新庄剛志監督(53)。そこで披露した約160万円の「電光掲示サングラス」などで大いに盛り上げた球界きっての“お祭り男”は、第2戦も「それは言えんわ」とサプライズ予告している。
試合開始は午後6時半の予定。第1戦終了後の新庄監督の一問一答完全版を読みながら、今宵の球宴を楽しみに待ちましょう。
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−お疲れさまでした
「(三塁コーチに立たなきゃいけなかったのは)あの回(3回)の前でしたね。モーレ(レイエス)がサードランナーにいた時、あのタイミング。ずーっと立つように(誰かが)サードに行きそうなタイミングを測って、さぁ行こう。点差とかも、あれしながら。(4回は)周東くんが出てくれたんで。(走れのジェスチャーを)こうやって(笑い)。もうもう見えてるから、ポンポン(三塁まで)来てくれて。よし、と。で、速攻(三塁側のカメラマン席に仕込んでいた)メガネ取りに行って(笑い)。あれ、なんて書いてあったか、知ってます?」
−スクイズですよね?
「BOSSのサインは スクイズ スクイズ スクイズ スクイズ」。
−でも、その前にブロックサインを出して、若月くんがわかったらコマネチをやれって指示していた
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「やってました?」
−本人はやったと言っていました
「(ビートたけしの声と表情、動きをマネしながら)コマネチって(笑い)。俺、(スリーバントスクイズを)決めてくれと思いながら。(結果はファウルでスリーバント失敗となった若月にはその後)『あれ、シーズン中だったらできてた』って聞いたら『あ〜ちょっと厳しいですかね』って。その、ちょうど厳しいとこに(投球が)いくのも、またいいじゃないですかね。(三塁走者の)周東くんにも『(スクイズ)いくよ、いくよ、いくよ』って。その後、若月くんが失敗した後にホームスチールも狙ったんすけどね…甲斐君が、しっかり(周東の動きを)見てましたね。見ながら(投手へボールを)返してたね(笑い)。
−あのサングラスはいつ発注したのか
「1カ月半前に160万円で購入させてもらいました」
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−サインを出す文字って最初から入力されているんですか
「いや、入ってないです。あれはオンにしてから携帯で(文字を)打ち込んで。だから、周東くんが出た時点で、盗塁、盗塁でサードに来るようなタイミングで(三塁側カメラマン席で電光掲示サングラスを持って待機していた枳殻マネジャーに)合図を送ってたんです。(スクイズと)打ち込んでって。それで、打ち込んでくれての、(周東が)サードに来て、(電光掲示サングラスを)取り行って、はめて、スクイズ(笑い)。サイン(電光掲示サングラスが表示されなかったときのブロックサイン)は教えられないんですけど」
−そういうシーンが訪れず、「電光掲示サングラス」も不発に終わる危険性もあった
「そう。だから、タイミング的には良かったって。その前(3回の攻撃)か、ね」
−3回裏も披露のタイミングがあれば、やっていた
「あの頓宮くんの一、二塁でのホームラン。正直、僕は…頓宮くんには悪いけど、入るなと思って(笑い)。(打球が)壁にぶつかって、二、三塁とかになって(ほしかった)。そしたらツーランスクイズもあった。でも、ツーランはスクイズは打ち込んでなかったから(笑い)。でも、使えたっていうところはよかったです。あれ、映ってました? ちゃんとテレビで」
−映っていました。でも、若月は別のサインがあって、そっちを見ていたと
「選手たちには言ってないんですよ。その光ってサインが出たら…とか言ってない。だって、作動しないかもしれない。長押しなんですよ(笑い)。長押ししての、打ち込んでだから。もしトラブルあって、ここが動いたらスクイズよって(言っておいても)動いてなかったら困るから、違うサインはつくっておきました」
−違う形でサインもしっかり出した上での「電光掲示サングラス」
「違う(形で)サインを出しての、コマネチです(笑い)。でも今の若い子たち、コマネチ知らないから(笑い)。枳殻マネジャーに『コマネチわからんから(選手たちが分かるように)絵描いて、どっかに貼っといて』って(笑い)」
−カラポン打線も、やりましたね
「ガラポンはやりましたけど、なかなかいい打順で(笑い)。これで頓宮くんが2番で打ったから、後半戦は頓宮くんは2番で来るんじゃないですかね(笑い)。いいアイデアというか」
−頓宮とは練習前練習で指導をしていたように見えたが、どんな話を
「だいたい良い時と悪い時の調子って、こっちで見ててもすぐわかるから。(頓宮の悪い時の打席は)左足を上げてから『の〜』(左足を上げてタイミングを取る時間)が少なくなってくると差し込まれてるねっていう話はして。良い時は、そこからグーンって(上げた左足をためながら)ピッチャーのように(前へ)行くでしょ。悪い時は(すぐに)打ちにいってるから慌てる分、差し込まれてる感じがするねって。こっちで見ててって。(頓宮からはバットを構えたときにヘッドが)内に入っている方がいいですか、上に上げた方がいいですかって言うから『バッターボックスで、そんなん考えてたら差し込まれるから。自分のバッティングフォームと勝負しちゃダメよ』と。『ピッチャーと勝負せな』っていう話はして、カーンって打ったんですけど(電光掲示サングラスを使いたいから)『入るな』って。『入るな』『危ない』って(笑い)。でも俺ね、ミスったんすよ。スクイズのサインを出して、周東くんより早くスタートを切りたかったんすよ、自分が(笑い)。行って、成功して『セーフ』ってなって(04年球宴でのホームスチール成功のように)バタバタバタってしようっていう計画だったんですけど、2ストライクと追い込まれてたんで『決めてくれ〜』の方が勝って、忘れてた(笑い)。もう1回しか使えんからね、あのメガネ(電光掲示サングラス)は」
−明日も第2戦はあるが
「2回しても、面白くないし」
−何か違うサプライズは
「それは言えんわ(笑い)。それを言ったら面白くないわ」
−明日のレッドカーペットは歩くんですか?
「どういうこと」
−去年、エスコンフィールドでの球宴から始まった私服姿で登場するイベント
「俺が? それはないな。もう選手ですよ」
−選手がメインとは言いながらも、第1戦は新庄監督のサプライズで盛り上がりましたよね
「そこまで盛り上がったかな…リルビットでしょ(笑い)」
−全然リルビット(little bit=ちょっぴり)じゃない
「じゃない? 俺の中ではリルビットだよ(笑い)。あーそう? それは良かったです」
−今までにない演出のオールスターになったというか
「まーね、(文字を)打ち込んだり、大きくないと見えないとかいうので、いろいろ話し合って。眼鏡屋さんだけでなく、AIカンパニーまで(話し合いの)中に入って…もう大変だった」
−シーズン中の指揮を執りながら、サプライズにも全力投球
「だいたい(準備を始めるのは)1カ月半前やからね(笑い)」
−清宮幸はホームランダービーで決勝に勝ち進んだ
「ああ、見ました、見ました。最後のね(4連発も)。明日は万波くんとレイエス。2分間…レイエス、バテないかな、2分打ったら。でも意外とね、清宮くんバテてなかったしね。飛ぶボール?」
−どうですかね
「それっぽいよね」
−清宮幸も飛距離が出ていた
「だって3階席(実際は5階席)まで(飛ばしていた)。シーズン中は入らんもん(笑い)。いやいや、アメリカでも、あの(ホームランダービー用の)ボールはたぶん飛ぶボールですよ。そうじゃないとね、なかなか盛り上がらないし」
−試合前練習中は、阪神藤川監督とも長く話し込んでいた
「『お前、デイリースポーツ売れんやないか』って。『ちゃんと考えなあかん』っていう説教はしときました(笑い)」
−藤川監督は何か言っていましたか
「『いやいや、そんな余裕はないです』って。それはないやろって(笑い)。タイガースで監督やってる以上はね、いくら(2位と)10ゲーム離れてても、やっぱ落ち着かないというか。(ゲーム差が)25ぐらいまでいったらね、やっと落ち着いてくれる。そこまでいくと面白くないか、逆に。まあでも、ちょっと顔が多少、疲れていた。1年目っていうところでプレッシャーもあるだろうし。僕の1年目とは全く違う立場なんで。もう優勝させないといけない立場なんで。それはプレッシャーもあるだろうしね。采配とかも、なんか球児らしい采配とか、そうやって失敗したらボロクソ言われますけど、言われてもいいと思う。結果がね、もう今はいいんで、それが正解ですから」
−第2戦も期待しています
「明日…いやいや(笑い)。(右投げを披露した)モイネロくんも、びっくりしたね。なんか小久保監督がグラブ持ってるから、小久保監督が投げに行くのかなって(笑い)。腰悪いのにね、投げられんやろと思ったらモイネロくんがね…あれで1億アップやな(笑い)」
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