バルセロナへのレンタル移籍が決まったラッシュフォード [写真]=Getty Images バルセロナへのレンタル移籍が決まったイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが、加入決断の要因を明かした。23日、クラブのYouTubeチャンネルに出演した同選手のコメントをイギリスメディア『BBC』が伝えている。
現在27歳のラッシュフォードは、7歳でマンチェスター・ユナイテッドの育成組織に入団し、2016年2月にトップチームデビュー。前線の主力選手として地位を確立すると、2018−19シーズンからは背番号「10」を託された。しかし、同クラブでは公式戦通算426試合出場138ゴール63アシストをマークしていたものの、ルベン・アモリム監督の就任を機に出場機会が激減。2024−25シーズンの後半がアストン・ヴィラにレンタル移籍し、今夏の去就に注目が集まっていた。
そうしたなか、23日にバルセロナがラッシュフォードの加入を発表。買い取りオプションが付帯した1年間のレンタル移籍となり、イギリスメディア『スカイスポーツ』は、買い取りオプション価格を3000万ユーロ(約52億円)と報じた。なお、減額されることとなったラッシュフォードの給与はバルセロナが全額負担することになると伝えられ、新天地での背番号は「14」に決定した。
バルセロナのYouTubeチャンネルに出演したラッシュフォードは、「とても興奮しているよ」と心境を吐露しつつ、「ここは人々の夢が叶い、大きなタイトルを勝ち取るクラブなんだ」とコメント。「このクラブが何を象徴しているかは、僕にとって大きな意味がある。まるで自分の家にいるような気分だ。ここに来た大きな理由の一つは、バルサが家族のような場所であり、優れた選手が自分の能力を発揮できる環境があるからだ」と加入決断の要因を語っている。
また、「もう一つの決め手は、(ハンジ・フリック)監督との会話がとても前向きだったからだ。彼が昨シーズン成し遂げたことは素晴らしかった。若いチームを率いて非常に成功したシーズンを送り、今シーズンもまたさらなる成長を求めている」とも説明。「彼の姿勢は、僕がバルサについて思い描いていたイメージそのものであり、それ以上のものだった」と指揮官への信頼を述べながら、「“バルセロナ流”を学ぶのが楽しみだ」と意気込みを示した。