【ソフトバンク】宮崎颯と支配下契約へ　トミー・ジョン手術から復活した左腕　近日中に正式発表

ソフトバンク育成3年目の宮崎颯投手（25）が支配下登録されることが24日、分かった。近日中に発表される。7月末が契約期限となる支配下70人枠は残り1となった。

左腕の宮崎は埼玉栄−東農大を経て、22年育成ドラフト8位で入団。直後の23年1月に左肘の内側側副靱帯（じんたい）再建術（通称トミー・ジョン手術）などを受け、リハビリ生活で1年目をスタートさせた。懸命な努力を重ねて完治させ、今季2軍戦で公式戦デビュー。ウエスタン・リーグでは20試合に救援登板して1勝1敗3セーブ、防御率1・11。直近は3試合連続無失点、13試合連続自責点0の安定感を見せている。

150キロ前後の力強い直球が持ち味の本格派。中継ぎ陣は藤井、松本裕、杉山を中心に固めているが、勝負の8月戦線に向け、支配下即1軍昇格の可能性もある。

◆宮崎颯（みやざき・はやと）2000年（平12）6月14日生まれ、埼玉県出身。埼玉栄では甲子園出場なし。東農大では3年時の21年秋に東都2部リーグで最優秀防御率を獲得した。22年育成ドラフト8位でソフトバンク入団。23年1月に左肘の手術を受け、同年はリハビリに専念。24年から3、4軍戦で実戦経験を積んだ。180センチ、93キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸は400万円。