豊栄特別2025に出走予定のデンクマール(24年12月撮影、ユーザー提供:馬なりさん) デビュー2連勝中のデンクマール(牡3、美浦・田中博康厩舎)が、日曜新潟6Rの豊栄特別(3歳上・2勝クラス・芝1600m)で7カ月ぶりの復帰戦を迎える。
デンクマールは父モーリス、母リリーノーブル、母の父ルーラーシップの血統。母は17年の阪神JFが2着、18年の桜花賞が3着、オークスが2着。惜しくも重賞タイトルには手が届かなかったものの、アーモンドアイやラッキーライラックとともに18年の牝馬クラシック戦線を盛り上げた。
ここまで2戦2勝。24年10月の新馬、同12月のひいらぎ賞をともに逃げ切っている。とりわけ前走では締まったペースを刻みながら最後まで渋太く脚を使い、中山芝1600mの2歳レコードとなる1分32秒4をマーク。しかも半馬身差の2着は後にニュージーランドTを制するイミグラントソングだから、優に重賞級のパフォーマンスだった。今回は約7カ月の休み明けとなる点がカギだが、2勝クラスでは頭一つ、いや二つは抜きん出た存在といえる。
少し気は早いかもしれないが、ここの結果次第では秋の大舞台が見えてくる一戦だ。鞍上は引き続きC.ルメール騎手。多くのファンを唸らせる、圧巻のパフォーマンスを見せてもらおう。