特定技能外国人の採用支援を手掛けるライズ・スクウェア(大阪府八尾市)は、「職場で古いと感じる価値観」についての調査結果を発表した。職場で「その価値観は古い」と思うことが「よくある」(40.6%)、「たまにある」(52.6%)合わせると、93.2%にのぼった。
「全くない」はわずか2.4%で、多くの人が職場で価値観の古さを感じているようだ。
職場でどのような価値観を古いと感じるかを聞くと、1位は「長時間労働が評価される」(11.2%)だった。以下「紙資料を重視する」(9.2%)、「男女で仕事の内容が違う」(8.6%)、「対面での仕事が基本」(6.8%)が続いた。
「長時間労働が評価される」と回答した人からは「『残業している人ほど頑張っている』という雰囲気があり、定時で帰ることに少し気まずさを感じること」(30代男性)、「仕事の効率が悪いだけなのに、残業をしている人が頑張っていると思われる」(40代女性)といった声があった。
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職場で古い価値観を目の当たりにしたときどうするかという質問には、「指摘する」(21.2%)、「さらっと流す」(20.4%)、「転職を考える」(19.2%)、「受け入れる」(18.2%)がいずれもほぼ同率だった。「何もしない」はわずか13.4%だった。
職場の価値観をアップデートするために必要なことを聞いた。最も多かったのは「風通しのいい雰囲気をつくる」(28.0%)で、2位以下は「質の高い研修を実施する」(20.0%)、「人を入れ替える」(17.4%)が続いた。
「風通しのいい雰囲気をつくる」と回答した人からは、「『価値観が古い、おかしい』と認識させるために、役職が上の人に対しても、物怖じせずに意見を言えるような職場環境が必要」(20代 女性)、「職場の価値観がアップデートされるためには、まず多様な意見を尊重し合える環境づくりが必要だと思う」(30代男性)といった声があった。
本調査はインターネットで実施し、仕事をしている男女500人(女性323人、男性177人)を調査対象とした。調査期間は6月21〜24日。
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