ニューカッスルに所属するイサク [写真]=Getty Images ニューカッスルに所属するスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクは、今夏での同クラブ退団を検討しているようだ。24日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
現在25歳のイサクは、母国スウェーデンのAIKでプロキャリアをスタート。ドルトムントやヴィレムII、レアル・ソシエダを経て、2022年夏にクラブ史上最高額の7000万ユーロ(約121億円)でニューカッスルへ加入した。2024−25シーズンは公式戦42試合出場27ゴール6アシストを記録し、クラブにとって70年ぶりの国内タイトルとなるカラバオカップ制覇に大きく貢献。2年連続でリーグ戦20ゴール以上を叩き出し、世界屈指のストライカーへと成長を遂げている。
ニューカッスルとの現行契約を2028年6月30日まで残すイサク。そんな同選手は複数のビッグクラブから注目を集め、中でもリヴァプールが強い関心を示しているとされる。しかし、ニューカッスルは今夏の売却に否定的な姿勢を崩しておらず、指揮官であるエディ・ハウ監督も「アレックス(イサクの愛称)はニューカッスルで幸せだ」と残留する意向を強調していた。
そうしたなか、ニューカッスルはプレシーズン中に行われるアジアツアーの帯同メンバーを発表。イサクは太ももの軽い負傷により、帯同メンバーから外れることになった。これを受けて『BBC』は、イサクがニューカッスルからの移籍を模索していると報道。アジアツアーの一件が、去就問題を加速させる結果となった。
また、イギリス紙『デイリー・メール』は、リヴァプールがイギリス史上最高額となる1億5000万ポンド(約299億円)の獲得オファーを準備中と指摘。今夏の移籍市場ですでに総額3億ユーロ(約517億円)と投じている同クラブが、イサクに対してさらなる“メガオファー”を提示する可能性を報じている。