
世界自然遺産「やんばるの森」が広がる沖縄北部で、きょう7月25日にグランドオープンを迎えるジャングリア沖縄。開業前夜の7月24日にパーク内で開業前夜セレモニーを開催した。
式典は、台風7号・8号接近のため豪雨の中行われたが、登壇した刀の森岡毅CEOはこの天候について、「たぐいまれなる天気の日」とし、「沖縄北部では年間を通じて今日のような一日中雨が降る日はわずか4%しかなく、一滴も雨が降らない日が年間240日あると」説明。さらに森岡CEOはこれを「恵まれた状況で、沖縄の亜熱帯気候、東京とは異なる気候を伝える機会である」と捉えているとのこと。「もし公の場での服装でなければ、このような大雨の中で『バギーあるいはダイナソー サファリ』などのアクティビティをより一層楽しめ、遊んだあとはスパでサッパリして帰れる」と雨でも遊べる施設であることをアピールしていた。
開園にあたっては、運営会社であるジャパンエンターテイメントを2018年6月に地元事業者とともに設立。森岡CEOは、これまでの道のりが「非常に長く、挫折と困難に満ちていた」と振り返りながらも、多くの支援に感謝を示した。ジャングリア沖縄は、沖縄を、そして日本を豊かにしたいという強い思いから生まれたという。
ジャングリア沖縄は「貴重な沖縄旅行の最高の思い出となるよう設計・開発された」と森岡CEOは説明。亜熱帯の大自然の中で「本物の贅沢、本物の興奮、そして本物の解放感」を味わう「パワーバカンス」を提供し、訪問者に一生に残る体験を約束すると力強く話していた。
続けて登壇したジャパンエンターテイメントの加藤健史CEOは、この事業が単なるテーマパークに留まらない「沖縄から日本の未来を創る」ミッションを掲げていると話し、「沖縄の魅力を県外に発信し、ブランド価値を構築する」、「高度な観光人材を育成する」、「交通利便性の向上(オーバーツーリズム対策を含む)」、「ジャングリア沖縄の発展と地元の発展が連動する『稼ぐ構造』を構築する」をミッションとする運営方針を改めて説明した。
|
|
2人のCEOのプレゼンののち、約2分間の花火にあわせてパークのエンターテイメントチームによるダンスが披露され、ジャングリア沖縄の開業に華を添えた。