西武は25日、育成選手の佐藤太陽内野手(23)と支配下選手契約を締結したと発表した。背番号は「38」となる。
静岡県出身の佐藤太は神奈川大を経て、昨秋育成ドラフト2位指名で入団。プロ1年目の今季はここまでイースタン・リーグで47試合に出場し、打率3割をマーク。このところは主に1番打者を任され、遊撃を軸に二遊間を任されるケースが多かった。
西武の遊撃イコール、源田壮亮内野手(32)が一般的だ。ただその源田が打率2割2分台と低調で、コンディションも決して万全ではない。スタメンを外れる試合も増えてきた。
その源田に代わって滝沢夏央内野手(21)が遊撃に回る際、山村崇嘉内野手(22)が二塁を守るケースも増えたが、攻守に安定してこない。
「二塁手=白紙」で始まった今季。1軍首脳陣からは春季キャンプの時点から「佐藤太陽がいいらしい」との声も聞こえるなど一定の評価はあった。一方である球団幹部は「すぐに、というより体をしっかり作ってから」と慎重な昇格をイメージしていた。
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前半戦を3連敗で終え、借金3の4位で後半戦をスタートする。逆転Aクラス入りへの即戦力として佐藤太を抜てきした、ということだろう。内野守備中などの声かけも積極的で、若くしてリーダーシップも備えている。【金子真仁】
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