
夏は透明感のあるメイクにチャレンジしたくなりますが、40・50代になると、肌のくすみが気になる方も多いのではないでしょうか。
コスメコンシェルジュで美容ライターの筆者が、汗や皮脂でくすみがちな夏肌でも、涼しげで透明感を感じさせるメイク術をご紹介します。
■ブルーの化粧下地とセミマットな質感で涼しげに仕立てる
40・50代になると肌の色が暗くなりがち。夏は日焼けも重なり、汗や皮脂の影響でより一層くすみやすくなります。涼しげな表情に仕上げるためにも、まずは肌を明るく爽やかな印象に整えましょう。
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おすすめはブルーの化粧下地。ファンデーションの前にブルーの化粧下地を仕込んでおくことで、赤みや黄ぐすみを補正して透明感のある肌を演出できます。
ブルーの化粧下地を使うときは、通常の化粧下地のように顔全体にたっぷり使うと顔色が悪く見えてしまうため注意が必要です。
赤みや黄ぐすみが気になる部分を中心に塗りましょう。フェイスラインまで塗ると、顔と首の色の差が目立ちやすくなるので気をつけてください。
化粧下地で色ムラを整えたら、ファンデーションを重ねましょう。そして、パウダーでセミマットに整えてください。
夏は汗や皮脂でテカリがちなのでツヤは控えめに、さらりとした肌印象に仕立てましょう。
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チークは、青みピンクをほんのりと。チークもマットタイプやパールの少ないものがおすすめです。
■目元は淡い透明感のあるカラーであっさりと
涼しげなメイクにするなら、アイメイクは力を入れすぎず軽やかに仕上げましょう。ラベンダー系の淡めのカラーでメイクをすると、透明感のある目元が叶います。
締め色をしっかり入れず、淡めの色であっさりとしたアイメイクにするのがポイントです。伏目にしたときに、ほんのりと色みを感じられる程度にメイクすると、涼感のあるメイクに仕上がります。
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アイラインは伏目にしたときにキレイに見えるように、目尻を少し長めに描くのがおすすめです。
切れ長になるように、2〜3mm程度長く伸ばしておくとよいでしょう。ラインを下げると甘くなりすぎるので、角度はほとんどつかない程度に、少しだけ上げ気味にしておくと涼しげになります。
マスカラは太くせず、細く長くを意識しながら塗りましょう。まつ毛の存在感が出すぎると、せっかくの涼しげな印象が損なわれてしまいます。目力はつけすぎないように気をつけてください。
今回のメイクでは、アイラインとマスカラをネイビー系でそろえて涼やかに。色みに統一感をもたせておくと、カラーメイクでも自然に仕上がります。
眉はピンクベージュ系のアイブロウパウダーや眉マスカラで明るめにすることで、透明感メイクを引き立てやすくなります。
■口元はソフトマットなリップがおすすめ
大人の口元は淡い色だと顔がくすんで見えがち。唇のくすみをカバーできる発色のよいピンク系のリップを選ぶとよいでしょう。
全体的に淡い色でメイクをしているので表情がぼやけやすいかもしれませんが、口元に適度な存在感のある色を選ぶと表情を引き締められます。
筆者は青みがなじみにくいイエローベースなので、口元には青みの少ないピンクリップを合わせて色のバランスをとりました。ブルーベースの方は青みピンクでそろえると、より涼しげに仕上がるでしょう。
ここまでマットで控えめな印象に仕立てたので、口元もマット系にすると統一感が出て上品に仕上がります。
マットでも重たい印象にならないように、ほのかに湿度を感じさせるふんわりとした質感のマット系を選んでみてください。夏でも涼しげなマットリップを楽しめるでしょう。
今回のメイクは、全体をマットに仕上げつつ、青みを効かせて涼やかさを重視しました。肌のくすみが気になる方にもぴったりなメイクなので、ぜひ試してくださいね。
(コスメコンシェルジュ・美容ライター/古賀 令奈)