<1分で解説>トカラ地震 気象庁「終息特定困難」 マグマ関与か

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2025年07月25日 12:31  毎日新聞

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毎日新聞

トカラ列島の悪石島=鹿児島県十島村で、本社ヘリから野田武撮影

 鹿児島県十島村の悪石島で最大震度6弱を観測してから3週間がたちました。トカラ列島近海の地震はここ数日、回数が減っていますが、気象庁は「地震活動の終わりを特定するのは難しい」としています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「トカラ列島地震の終息見通し」について解説します。


Q トカラ列島でたくさんの地震が起きているね。


A トカラ列島近海では、6月21日から地震がたくさん起きており、悪石島では最大震度6弱の揺れも観測されました。6月21日から7月24日正午までに、合計2209回の地震が観測され、最も多い日には183回も揺れがありました。


Q 今も地震は続いているの?


A ここ数日は地震の回数が減っていますが、気象庁は「活発な時期と落ち着いた時期を繰り返しながら継続する傾向がある。地震活動の終わりを特定するのは難しい」と話しています。


Q どうしてこんなに地震が多いの?


A 鹿児島大の八木原寛准教授によると、過去の火山活動の影響で断層が滑りやすくなっているほか、マグマの活動が関与している可能性があるそうです。



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