日本歴代2位の中島ひとみ「今回の大会で殻を破れた」と好記録に手応え、初の世界陸上へ「力を全て出し切っていきたい」

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2025年07月25日 12:58  TBS NEWS DIG

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女子100mハードルで、日本歴代2位となる12秒71(+0.7)をマークし、東京世界陸上の代表入りを確実にした中島ひとみ(30、長谷川体育施設)が、フィンランドでのレースを振り返り、大舞台への意気込みを語った。

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フィンランド・タンペレで行われたモトネットグランプリ(日本時間23日〜24日)に出場した中島は、自己ベストを更新する12秒71で東京世界陸上の参加標準記録(12秒73)を突破。福部真子(29、日本建設工業 )の持つ12秒69の日本記録まであと0秒02に迫るタイムを叩き出した。

レース後、中島は「海外レースの経験がすごく少なくて、海外遠征への苦手意識っていうものが強くあったんですけど、それが今回の大会で殻を破れた走りができたかなと思っています」と不安の中でも好記録を出したことに手ごたえを感じたようだ。

同種目ではこれまで参加標準記録突破者がゼロで、代表内定者はおらず。代表選考会の日本選手権(7月4日〜6日)で2位の中島が、参加標準記録有効期間(2024年8月1日〜2025年8月24日)内に記録をクリアしたことにより、代表入りが確実となった。

「日本では、コーチ、監督、サポートしてくださる方々がいる中で、今回は1人でこの大会に来ているので、そういう不安のある中で、しっかりとタイムが出せたっていうことはすごく自信に繋がるレースに」と口にし「(世界陸上の)参加標準記録を突破できたことによって、“出れるかな?”っていうところではなくて、これから世界とどう戦っていくかっていうのを1か月半の中でしっかりと考えていけると思う」と次のステージに向けて気持ちを切り替えた。

オリンピック™の出場経験もなく、初の世界陸上に臨む中島は、「国立の場でどれだけ自分が世界と戦えるのかっていうのを、自分の持っている力を全て出し切っていきたいなと思っています」と話し、初の大舞台へ意気込んだ。
 

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