月の年金20万円「不測の体調不良、病気やけがで高額費用が発生したら対応困難」69歳の老後不安

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2025年07月25日 20:11  All About

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老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住69歳男性のケースを紹介します。
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住69歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:69歳男性
同居家族構成:本人、妻(66歳)
居住地:神奈川県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:700万円
現在の資産:預貯金2000万円、リスク資産0円
これまでの年金加入期間:厚生年金420カ月、国民年金のみ60カ月

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):約7万円
老齢厚生年金(厚生年金):約13万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし

配偶者の年金や収入:年金169万円(年額)

「現在の年金額に満足していない」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。

その理由として「不測の体調不良、病気やけがなどで加療や入院に伴う高額費用発生時に、対応困難な状況だから」と語っています。

ひと月の支出は「約20万円」。日常的な支出については、年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。

「今後は冠婚葬祭に伴う出費が増えてくる。費用が足りなくなるのが心配」

年金生活においては「光熱費を節約するため、入浴は季節によらずシャワーのみですませている。食費節約のため、スーパーの顧客感謝デーなどの特売品を買うようにしている。ポイ活を利用し、そこで集めたポイントで少額な物を買っている」と節約に励んでいる投稿者。

今後想定される支出として、「遠方の親類縁者は高齢者が多いので、冠婚葬祭に伴う出費が増えてくると考えている。費用が足りなくなるのではないかと心配になる」とコメントされています。

「資産運用にもっと積極的に努めればよかった」

現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「現役時代から株式投資など幅広い資産運用について情報収集し、積極的に運用すればよかった。また円高ドル安の時代がかなり続いたので、外貨預金などを利用していればよかった」と回答。

一方で今の生活の楽しみは読書だそう。「適度な運動をかねて図書館通いをしている。好きな本をジャンル問わずに読み耽る。新刊書も図書館アプリで予約して読めるようになったので、大変便利」とあり、趣味を満喫していることも教えてくれました。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

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