
先月、関西空港からリムジンバスに乗車した際、旧大阪新阪急ホテルに寄らないことに驚きました。バスは最終的に、ヨドバシ梅田タワーに着きました。このように、私も驚いた複雑な大阪駅前〜関西空港間のリムジンバスを解説します。
【写真】ホテル阪急レスパイア大阪バス停から見た旧新阪急ホテル
2024年5月に大阪駅前側のバス停を変更
関空大阪便は関西空港(第1ターミナル・第2ターミナル)と大阪駅前を結んでいますが、大阪駅前側のバス停が多岐にわたり、注意を要します。
2024年5月のダイヤ改正により、関西空港から大阪駅前間の昼間便(関空発9時15分〜15時45分)がホテル阪急レスパイア大阪バス停(ヨドバシ梅田タワー)を経由するようになりました。ホテル阪急レスパイア大阪経由便は、新阪急ホテルバス停(大阪駅前)には寄りません。
ただし、ホテル阪急レスパイア大阪発関西空港行きの便は、存在しません。関西空港行きは、一部便を除き、新阪急ホテルバス停に寄ります。
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なお、関空大阪便の大阪駅前側の始発・終着バス停は、一部便を除き、ハービス大阪バス停(大阪駅前)です。
JR大阪駅に近いホテル阪急レスパイア大阪バス停
ホテル阪急レスパイア大阪バス停は、ヨドバシ梅田タワー1階にあります。正確にはヨドバシ梅田タワーにある商業施設「リンクス梅田」1階の外側にバス停があり、JR大阪駅の反対側に位置します。「リンクス梅田」と家電量販店「ヨドバシカメラマルチメディア梅田」とはつながっています。なお、バス停名になっているホテル阪急レスパイア大阪は、タワー上部にあります。
ホテル阪急レスパイア大阪のバス停はビル直結ですが、降車専用です。関西空港行きバスが発車する新阪急ホテルバス停へは徒歩4分です。
新阪急ホテルバス停の日中時間帯は、大変混雑しています。リムジンバスは定員制のため、場合によっては次便を待つことも。確実に所定のリムジンバスに乗車する場合は、始発のハービス大阪バス停からの乗車をおすすめします。
新阪急ホテルバス停は大阪梅田駅徒歩すぐです。ホテル阪急レスパイア大阪バス停はJR大阪駅、阪急大阪梅田駅に近いですが、「徒歩すぐ」とはいえません。乗り換え時間に余裕を持たせることがコツです。
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ホテル閉業後もバス停は「新阪急ホテル」
新阪急ホテルバス停の元になった大阪新阪急ホテルは、2025年1月4日をもって営業を終了しました(新阪急ホテルアネックスは営業中)。宿泊客から見ると、ホテル阪急レスパイア大阪への乗り入れの方が、利便性は高いはずです。
関空大阪便を担当する阪急観光バスによると、バス停としての「新阪急ホテル」は当面の間、これまで通りの場所および停留所名称で運営する、とのことです。
いずれにせよ、そう遠くない将来に、ホテル阪急レスパイア大阪バス停から関西空港行きバスが出発するのではないでしょうか。
(まいどなニュース特約・新田 浩之)
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