FA会長、VARの適用範囲拡大に否定的見解を示す「必要はないと考えている」
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2025年07月26日 16:19 サッカーキング

[写真]=Getty Images イングランドサッカー協会(FA)のCEOを務めるマーク・ブリンガム氏が、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)システムの適用範囲を拡大する考えは持っていないことを明かした。25日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
国際サッカー評議会(IFAB)ではゴール、PK判定、レッドカード、誤審など、特定の状況での判定にのみ使用可能となっている現在のVARを、判定の精度向上のために適用範囲を拡大すべきだという意見が浮上しており、コーナーキックの判定や2枚目のイエローカードなどにもVARが関与できるように権限を拡大する案が検討されていることが報じられている。
しかし、IFABに加盟しているFAのCEOを務めるブリンガム氏は「VARの適用範囲を拡大する必要はないと考えている」と現時点ではVAR適用の範囲拡大に反対する姿勢を示しながら、その理由については「現在のモデルでは、試合を中断させる要素が十分に大きい」ことを指摘した。
「IFABではVARのあり方、そしてどのように発展させるべきかについて定期的に議論している。現状は良好な状態にあるというのが私たちの立場だ。もちろん、誰かがIFABに検討すべき事項を提示すれば、グループとして検討をする。しかし、グループとして、現時点でVARの適用範囲を拡大する必要が必ずしもあるとは考えていない」
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