【元セクシー女優のお仕事遍歴】トラウマになったスナック勤務 稼ぐのにうってつけのキャバクラは指名や売り上げの圧力を覚悟して!

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2025年07月26日 19:00  まいどなニュース

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元セクシー女優のフリーライター・たかなし亜妖

クラブ、キャバクラ、スナック、コンカフェ、ガールズバーなど、「飲み屋」と一口にいってもジャンルは様々です。共通事項は接客業という部分くらいで、細かく分析するとルールや給料形態など、それぞれの在り方が大きく違っているのです。

【写真】元セクシー女優のフリーライター・たかなし亜妖さん

飲み屋は一般企業と同じく、入店しないと見えてこない部分がいっぱいあり、お店によっても天国・地獄が分かれます。まさに「経験者だけがわかる世界」だと言えましょう。

そんな飲み屋のアルバイトを若い頃からやってきた筆者が、独自の目線ではありますが、かつて自分が見てきた飲み屋の給料や人間関係について振り返りましょう。

酒に人間関係、ママ……予想外のしんどさだったスナック

スナックは何店舗か経験していますが、「思ったより辛かった」というのが一番の感想です(笑)。スナックは基本的にキープボトル制なので、お客さんのボトルを空けなければ売り上げを伸ばせません。

ソフトドリンクばかり飲んでいればお酒が減らないため次のボトルが入りませんから、必然的にキャストの飲酒量が多くなります。裏方業務をおこなうママ本人がガブガブ飲むわけにはいかないとなると、バイトのキャストが肝臓を捧げることに。そのためアルコールが一切駄目だと働き続けるのは厳しいでしょう。

また「飲む」という行為だけでもそこそこの労働なのに、ママが曲者だとさらにしんどいです。雇われママでもオーナーママでも、全てがその人の尺度で決まるので、悪い店だと露骨な贔屓や妙な“鎖国感”があり、クラブやラウンジと変わらないくらい「指名客を呼べ!」という圧力をかけられることも……。大抵そういうスナックは雰囲気が悪いので、人間関係もギスギスしている確率が高いとか(苦笑)

そんなスナックの気になる時給は、どこも1800円〜くらいでした(もっと低いところもあります)。筆者のなかでは、お給料と業務内容がもっとも割に合わないと思っています。

「個人商店」感が強い、キャバクラ

キャバクラは女同士の世界でバチバチ、いじめなんて当たり前と思われがちですが、私が働いたお店は全て女の子同士の争いなどありませんでした。みんな気が合う子とだけ仲良くし、あとは仕事上だけの関係で上手にやっているように感じます。

スナックのような小さな世界とは異なり毎日さまざまなお客さんが来て、連日体験入店の新人がやってくる日々。コロコロと空気が変わるので、1人1人気に留めていられないのがキャストのホンネです。一匹狼でも十分に売り上げを立てられるのがキャバクラですので、指名卓の“個人商店感”の強さはぶっちぎりですね。

時給はローカル店で3000円、都会の有名店で2万円以上出るキャバクラは、稼ぐのにうってつけ。そのぶん指名や売り上げの圧力は避けられませんが、夜職の中でも自分のことに集中しやすい環境がもっとも用意されているといえます。

思いのほか女の子同士の関係が悪くないコンカフェ

最後はメイドカフェを代表にサブカル色を前面に出しているのが特徴のコンセプトカフェ(以下、コンカフェ)です。コンカフェではオタクな男性が集まることが多いため、キャストもオタクな子が多いと思われがちですが、じつはそうでもありません。可愛い制服は好きだけれどサブカルはよく分からないという子もちらほら在籍しています。

また男性の内勤がいない店も多く、裏方業務もキャストたちがおこなうことも一般的です。そのため普通の飲食店アルバイトと似通う部分が多く協力し合うのが基本ですから、女の子同士の関係も悪くない店が多い印象です。

気になる時給はあまり高くなく、1500円前後スタートと都会の居酒屋バイトと変わりません。チェキや入ったお酒のバックで稼ぐ業種のため、お客さんゼロだと給料は悲惨。シフトカットの対象もあり得ます。

ここまで、さまざまな飲み屋の特徴を振り返りましたが、結局お店の当たり外れは働いてみないと分からないのが実情です。働く人によって雰囲気やルールの合う・合わない、「どのくらいまで許容できるか」が異なってくるので、誰にとっても100点満点のお店は存在しないわけです。

とはいえスナック勤務はトラウマになりつつあるので、ちょっとおすすめできないかもしれません(笑)。

◆たかなし亜妖(たかなし・あや)元セクシー女優のシナリオライター・フリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ゲーム会社のシナリオ担当をしながらライターとしての修業を積み、のちに独立。現在は企画系ライターとしてあらゆるメディアで活躍中。

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