<ソフトバンク11−3オリックス>◇26日◇みずほペイペイドーム
ソフトバンクがリーグ優勝した昨季以来となる破竹の7連勝を飾った。小久保政権下では最長タイ。先発の有原航平投手(32)は7回2失点で自己最長6連勝となった。7月は4戦4勝で投手陣の大黒柱として奮闘。さらに本拠地でのオリックス戦はシーズンをまたぎ9連勝だ。真夏の恒例イベント「鷹祭 SUMMER BOOST2025」の初戦でチームにブーストがかかる白星にもなった。
◇ ◇ ◇
開幕3連敗だった右腕が、気づけば今季8勝目を手にした。6月3日から続く個人の連勝記録は「6」。日本ハム時代を含め自己最長更新となった。気温の上昇とともに有原の安定感も日に日に上昇。モイネロと並ぶ投手陣の大黒柱の堂々たる108球だった。
先制点を与えても踏みとどまった。0−0の3回2死満塁で太田に左前2点適時打を献上。続く頓宮には四球で再び満塁のピンチを迎えたが、西野を初球で二ゴロに仕留めた。「反省しないといけない」と先手を取られたことには唇をかんだが「もう1点はやらないという気持ちで切り替えて投げれたのは良かった」と最後は納得顔だった。7回5安打2失点。この日は母校の広島・広陵が3年連続26度目の甲子園出場を決め、プロ野球第一線で活躍する有原も後輩に続いた。
|
|
打線も14安打11得点を奪って、リーグ優勝した昨季以来の7連勝を飾った。小久保ホークスでは最長タイの連勝街道。7連勝のうち先発投手に白星がついたのは6試合あり、いずれの白星も6イニング以上かつ2失点以下に抑えている。後半戦を白星スタートで飾った小久保裕紀監督(53)は「先発投手がしっかりゲームを作ってくれている。ピッチャーが我慢しながら打線もワンチャンスをつなげていきながら、という形ができている」とうなずいた。投打がかみあっているソフトバンクは強い。
真夏の恒例イベント「鷹祭 SUMMER BOOST2025」の初戦でチームにブーストがかかる勝利にもなった。さらにみずほペイペイドームでのオリックス戦は、ちょうど1年前の24年7月26日からシーズンをまたぎ9連勝(1分け挟む)。勝利した日本ハムに続き、4試合連続で2ゲーム差をキープした。「日本ハムは負けないと思ってこっちもやっている。こっちも負けないようについていきます」。指揮官の有言実行の日々が続いている。【只松憲】
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。