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<阪神2−0DeNA>◇26日◇甲子園
阪神才木浩人投手(26)が4安打で今季2度目の完封ショーだ。村上と並ぶチームトップタイの8勝で、後半戦“開幕投手”を堂々と務め上げた。
6回2死三塁。打席に迎えたのはDeNA牧。左翼スタンド応援歌を打ち消す「頑張れ、頑張れ、才木」コールに包まれた。カウント2−2からの5球目137キロフォークを捉えられたが、打球は左中間フェンス際で近本のグラブへ。甲子園を埋める大歓声を背に右腕はベンチに足を踏み入れた。
「今年は結構、6回、7回で打たれて点を取られるっていう展開が僕の中で結構多いなっていうイメージがあったので。しっかり6回とかも(ピンチを)しっかり切れて、最後まで投げられたのは、すごいよかった」。5月20日巨人戦(甲子園)以来、今季2度目の完封勝利。自身プロ入り2度目の無四球完封に胸を張った。
藤川監督は「才木が後半、さらに期待できそうな、今日(の投球)でしたね。投球フォームの修正と言いますか、メカニックが改善されたので、大丈夫だと思います」と話した。7月中旬に指揮官、投手コーチ、アナリストで映像を見ながらフォームを修正。右腕も「前回登板からちょっといい感覚というか、いい感じをつかめてるので、それが継続してできたかな」と、最高の結果につなげた。
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自身の今季初戦4月1日DeNA戦(京セラドーム大阪)で6回途中4失点でKOされて以来、15試合ぶりに坂本とバッテリーを組んだ。「もう1回(坂本)誠志郎さんと組んで、対DeNAってところで絶対勝ちたい思いもありました。配球とかうまくやってくれたので、すごく投げやすく、いいテンポでいけた。誠志郎さんのおかげです」。2人での3カ月ぶりリベンジ成功を素直に喜んだ。
チームは21度目の0封勝利に導いた。「チーム的にもすごくいい勝ち方ができたんじゃないかなと思うので、ここから乗っていけるようにいってほしい」。先発ローテをけん引する才木が、2年ぶりのV奪回へ虎をリズムに乗せた。【伊東大介】
▽野村バッテリーコーチ(才木と坂本のバッテリーに)「よかったんじゃないですか。テンポもうまかったと思います」
▽安藤投手チーフコーチ(才木について)「今日はすべてよかったですよ。気持ちのこもったピッチングでしたね」
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