<日本ハム−ロッテ>◇27日◇エスコンフィールド
日本ハムのフランミル・レイエス外野手(30)がロッテ先発の田中晴也投手(21)のロジンの使い方に、怒りの表情を見せるシーンがあった。
5回の打席。打席に立つとマウンド上はロジンの白い粉が舞い、スモークがかかったような状況で、レイエスも思わず田中晴をにらみ付けるような表情を見せた。さらに2球目を投げ終えた後もポンポンとロジンを付ける田中晴を見て打席を外し、イライラする仕草も見せた。この打席の結果は空振り三振だった。
ちなみに直前の清宮幸太郎内野手(26)も田中晴が初球を投げる前に1度、打席を外して白い粉が舞う状況が改善されるのを待っていた。
田中晴は日本ハム先発の伊藤大海投手(27)と同様に右手の手汗を止めるため、基本的に1球ごとにロジンを右手に付けている。ロジンを愛用する右腕同士の投げ合いで、マウンド後方は5回終了時には雪が積もったかのように真っ白となっていた。
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4月27日にエスコンフィールドで行われたロッテ戦後に、新庄剛志監督(53)もその試合で先発した田中晴のロジンの使い方について言及していた。この日と同様に打者が打席を外して試合が止まるシーンもあり、新庄監督は「昔から思ってたんだけど、ロジン、粉がたくさん出ないのを開発してくれないかな」と提案した上で「ものすごく舞っていたじゃないですか。あれ、お互い嫌なんすよ。バッターも集中していて止めるのも嫌だし、ピッチャーもさぁ投げようっていう時に止められたら『あぁ』ってなるじゃないですか」と投手と打者の両方にとってプラスではないと指摘していた。
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